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大リーグ イチロー、歴代最多安打記録を達成
(毎日新聞・2016年6月16日)
米大リーグ・マーリンズのイチロー外野手(42)=本名・鈴木一朗=が15日、当地で行われたパドレス戦で2安打を放って日米通算で4257安打に達し、ピート・ローズ(元レッズなど)が持つ大リーグ記録の4256安打を上回った。日本プロ野球のオリックスに在籍した9年間で1278安打を放ち、2001年に大リーグ入りしてからの16年間に2979安打を積み上げた。
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いやいや素晴らしい・・(^^*)
日本人としてはもちろん
「おめでとうございます!」
と言いたい!!(^^*)
単純に「4000本安打」という数字は、
「年間200安打」を「20年」実現
しなければならない・・というとてつも
ない数字・・w(゜o゜)w
もっと単純に見渡してみても「プロ」の
選手を「20年続ける」事すら、ほとんど
の選手ができない世界・・。
とはいえ、日米通算はイチロー選手の記録
だけに注釈がつく事を考えると、大リーグ
からみれば
「マイナーリーグ以下」
くらいに見られている日本のプロ野球での
記録を含めたイチロー選手の記録と、
ピートローズ氏の大リーグだけで達成して
いる記録を比べれば、やはり大リーグと
しての対応は、ほぼ報道されている通り
だろう・・。
ま、ピートローズ氏はさておき、独自の
記録として年間200本安打を10年間連続
で大リーグ記録を更新している・・。
さらには2004年には大リーグシーズン
最多安打262本・・とすでに、日本人の
溜飲は充分下げているだろう・・(笑)
今回の記者会見でも、
「もっと言えば日本だけでピート・ローズの記録を抜くことが恐らく一番難しい記録だと思うので、これを誰かにやってほしい。」
日本の記録をバカにしたピートローズ氏
への皮肉半分と、本当に難しいという本音
半分という内容も気持ちがいい・・(笑)
大リーグは162試合、当時、プロ野球は
140試合(現在は144試合、イチロー
選手がいた頃は130試合)ですから、
約20試合違う・・。
これが20年間となると、400試合以上も
違ってくる事になり、日本と大リーグでは
2年半くらい変わって来る事になる。
日本ではまだ達成できなかっただろう理由
はココにある・・。
ま、言うときりがないので、現在は野球
日本代表「侍ジャパン」の小久保監督の
イチロー選手のエピソードが良かったので
ご紹介したい・・。
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マーリンズ・イチロー「世界最多」4257安打 侍ジャパン・小久保監督語る
(毎日新聞・2016年6月17日)
イチローについて忘れられない思い出がある。私はプロ2年目の1995年にパ・リーグの本塁打王になった。勘違いして、てんぐになった。おかげで翌96年のシーズンに入ると成績は散々。一方でイチローは3年連続の首位打者にばく進していた。
その年のオールスターゲーム、外野を2人でランニング中に彼に聞いた。「モチベーションが下がったことないの?」。するとイチローは私の目を見つめながら「小久保さんは数字を残すために野球やっているんですか?」と言った。「僕は心の中に磨き上げたい石がある。それを野球を通じて輝かしたい」。自分はなんと恥ずかしい質問をしたのかと、顔が赤くなった。彼の一言で「野球を通じて人間力を磨く」というキーワードを得た。(毎日新聞・2016年6月17日)
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こうした事が、多くの野球少年・・いや大人
を含めた多くの人間達に伝わって欲しいと
思う・・。
「人と競い合うのでなく、自分を磨いて輝かせたい・・」
やってきた人間でないと、なかなか言える
言葉ではない・・。