記事一覧

青色発光ダイオード!ノーベル賞を獲得

この分野は大して詳しくないので、サラっと(笑)
10月7日、青色発光ダイオード(以下、青色LED)
の開発において、

○赤崎 勇氏(名城大終身教授)
○天野 浩氏(名古屋大教授)
○中村修二氏(アメリカ・カリフォルニア大
       サンタバーバラ校教授)

の3氏が【ノーベル物理学賞】を受賞した。
今までの色々なノーベル賞を見て来たが、普通だと、
なかなかわかりにくいのだが、今回は非常に身近で
わかりやすい・・。

前にLEDの勉強会があったので、多少の事は勉強した。
【LED(発光ダイオード)】とは、電圧を加えると
発光する半導体素子の事で、報道されている通り、
赤色と黄色のLEDは早くから見つかっていたが、
光の三原色の「赤、黄、青」が揃えば「白色」が
作れる!という事で、頭の良い人たちがこぞって
【青色LED】開発に挑むが、ことごとく撃沈!
【青色LED】の実現は20世紀中は難しいと
言われるほどだった。
その困難の中で、赤崎勇氏と天野浩氏が【青色LED】
の原理を解明、中村修二氏が量産技術を確立した。

今までの白熱球や蛍光灯と違い、LED照明は大きな
特徴として、

○長寿命
○省電力
○水銀など有害物質を使用する必要がない

という大きな特徴がある。
この事が「環境に優しい」と言われる所以である。
一昔前までは蛍光灯のように、大きな角度での
照らしが苦手だったLED照明だったが、今は
その角度もかなり大きくなっている・・。
メーカーの開発力による技術の革新は本当に
驚く程に早い・・。

上記の点から、電気代が安くなるだとか可視率
が高いので、携帯のバックライトや信号に
使われているだとか、まぁほとんどのことは
何となく分かっているつもりで、何気なく普通
にテレビの報道番組を見ていたのだが、現在に
おける色々な分野でのLEDの利用が紹介される
のを見ると、いやいや改めてLEDはすごいなぁ
とビックリした。

色々な報道の中で個人的に1番ビックリしたのが、
LEDを使った【水耕栽培】である・・。
もちろん、そうした技術があるのは簡単には
知ってはいたが、本来は赤色LEDだけで育てる
と成長が良いらしいのだが、そこにちょっと
青色混ぜると、みずみずしさが増したりする
そうで、さらにその調合を極めればビタミン
などを増やしていくことができたりするかも
しれない可能性があるらしく、今後の発展を
大いに期待をしたいですね・・。

また、紫外線の放出量が少ないので新鮮食品の鮮度
を保つ事などは、最近、冷蔵庫を買い替えようか?
と思って、色々と説明を受けていたので、知っては
いたが、考えてみれば、たかだかライトを当てる
だけで鮮度が保てるって凄い事ですよね・・(^-^;

同時に、新鮮食品の鮮度保つだけでなく、紫外線が
無いので、美術館などで絵画の色褪せを防ぐ事も
でき、単純に、外からの光が入って来なければ、
自分の子供の頃のように、壁に貼ったアイドルの
ポスターが色褪せる事も無くなる訳だ・・(笑)
そうしてやがて年を取り、おっさんになっても
LEDで保管をしておけば色に関しては新品同様!
みたいな世界が来るのだとしたら、今後のコレクター
にとっては、ある意味凄い必須アイテムだな!(笑)

できるのか?できないのか?わからないけど、
LEDを当てていれば、例え窓から紫外線が入って
きていても打ち消してくれるようになったりしたら、
本当にとんでもないアイテムになるよなぁ・・(笑)
だって1日中LEDを当て続けていれば劣化しない・・(笑)

さらに、蛍光灯などと違って小型化が可能なため医療
などでは、すでに「カプセル型内視鏡」などにも使って
いるそうで、本当に一気に色々なものが変貌してゆく
様が、自分が知っている形でも次々と現れてくる事を
見るだけでも、凄い発明なんだな・・と素朴に感じる。

という事で、最後に、赤崎勇氏、天野浩氏、中村修二氏・・
【ノーベル物理学賞】を受賞おめでとうございます!