最近、時期的なものも含め、きちんと
定価で買えるようになってきた・・。
やっかいだったのは、実は、
【エヴァンゲリオン新劇場版「破」】
のワンシーンで、ミサトさんと
共に映ってしまっていた事・・(笑)
これでエヴァマニアにも知る所と
なってしまった・・(笑)
でもこの頃は、そんなに有名な酒
ではなかったんですけどね・・
そんなこんなで、定価で買えなく
なってしまっていたのが昨今・・(^-^;
今まで、獺祭 純米大吟醸【50%】
しか飲んだ事がなかったのだが、
今回、【磨き2割3分】、【磨き3割9分】、
【50%】と手に入ったので飲み
比べてみる事にした。
ラベルも精米の手間の度合いによって、
どんどんと普通になってゆく・・(笑)
こういうのは3つのグラスに入れて飲み
比べるのが、微妙な違いもしっかりと
わかるので、お薦めです!
さて!改めて【50%】から飲み進めて
ゆくが、日本酒の悪い所というか、
い受け取り方をするならば
「力強さ」
とも感じていたのが、飲んだ後に襲って
来る強烈なアルコール的なものと合体
した雑味・・ここが苦手な人が多いのは
事実だと思う・・。
それがこのレベルでも襲って来ないのは
見事である!w(゜o゜)w
もしかしたら結構、辛めに感じる人が
いるかもしれない・・。
いわゆる世に出回っている純米大吟醸
としては、質を考えると、やはりこの値段
では安い代物・・。
売れるのはわかる・・。
個人的には昔の「二級酒」的な雑な方
が好きなのだが、こうした澄んだものは
ワイングラスで飲むのに適しており、
ぜひ【獺祭】のこのシリーズは、ワイン
グラス・・しかも、ブルゴーニュの鼻まで
入る大きなグラスで飲んで頂きたい!
ぐい飲みでは感じられない勿体ない
贅沢な香りを感じる事ができるから・・。
そして、【磨き3割9分】・・
ここからは初体験である・・
いわゆる
【精米歩合39%( 米の残り61%は捨てる贅沢な酒)】
これまた香りが綺麗で、軽快・・
いわゆるまろやかな辛口の酒と
表現したら良いのだろうか?
しかも旨味もきちんとある・・。
これで720mlが2500円とは安い!(◎_◎;
最後に、【磨き2割3分】・・
これは720mlで5000円と結構な
お値段するのだが、いわゆる
「精米の極限」とも言われる
【精米歩合23% ( 米の残り77%は捨てる超贅沢な酒 )】
【獺祭】のHPによると、そこまで
磨くのに、
【7日間×24時間、都合168時間】
という精米時間がかかるそうだ・・。
JALの国内線ファーストクラスにも採用
されているそうで、味わいとしては、
これは賛否分かれると思う・・。
ひとことでいうと
【透き通っている】
と表現するとわかりやすいかな・・。
後味の雑味は全くないと言ってもいい・・。
酸味も強くなく、甘みもしっかりと感じ、
コクもある・・もう、完全に白ワインになど
負けないレベルに到達している・・。
ちょっとビックリした。(◎_◎;
ただ、昔からの日本酒(精米歩合80〜
70%あたり)が好きの人にとっては、
透明感がありサラっとしすぎて、
物足りない厳しい酒だと思う・・。
実は磨かない方が蔵の個性が
絶対に出るからだ。
しかし、これからの若い人が飲む・・
もくしは、世界の人達に向けて勝負する
なら、この形は間違っていないと思う・・。
要は、どこをターゲットにするのか?
そこが違うだけで、そこに当てはまらない
ターゲットからは、評価されない・・と
いう事・・。
恐らく、大の日本酒好きには支持
されないお酒・・。
でも、日本酒が苦手だった人、あまり
美味しくないと感じていた人、ワインなど
の流れから日本酒に来た人などにとっては
大変美味しい日本酒になると思う・・。
そして、日本酒はワインとは違って、料理を
選ばないという素晴らしい強みがある・・。
ここから先は売り方なんだろうけど、【獺祭】
はすでに世界進出して認められつつある・・。
こうした形が出てくれば10年後のTPPも
怖くない・・。
もう、日本酒のやるべき形は決まって来た
のかもしれない・・。