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作る側そして提供する側とお客様との常識の乖離の激しさ

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「食材偽装」どこまで 三越伊勢丹も14店舗 4大百貨店すべて表面化
(産経新聞・2013.11.7)
 三越伊勢丹ホールディングスは6日、日本橋三越や新宿伊勢丹などグループの百貨店8店と関連会社1施設にあるレストラン計14店舗で、ケーキのモ ンブランに使用した中国産のクリを「欧州産」とするなど、メニュー表示と異なる食材を使用した料理を客に提供していたと発表した。そごう・西武も、そごう 千葉店など7店のレストラン計8店舗で、虚偽表示があったと明らかにした。
 高島屋や大丸松坂屋百貨店でも虚偽表示が発覚しており、大手百貨店4グループすべてで問題が表面化。外部テナント任せで、ずさんな食材管理の実態が浮き彫りになった。
 三越伊勢丹によると、虚偽表示があったのは、百貨店などに入居しているレストランで、すべて外部テナント。計52メニューで、約22万1千食、販売総額は約3億円に上った。
 日本橋三越の「カフェウィーン」では、ケーキのモンブランに使用したクリを「欧州産」と表示していたが、実際はマロンクリームの一部を含めて中国産が使用されていた。
 府中伊勢丹では、平成8年4月の開店当初から17年間にわたり、「桃源酒家」と「カオヤ」で、「芝海老」と表示した20メニューについて実際には バナメイエビを使用。新宿伊勢丹の「維新號(いしんごう)」でも、7年前からバナメイエビを使用しながら、小さいものを「芝えび」、大きいものを「大正え び」と表示していた。
 会見した三越伊勢丹の赤松憲常務執行役員は「レストラン側を信頼し、原材料について踏み込んだ確認を怠ったのが原因」と述べ、虚偽表示の経緯については「調査中だが、レストラン側に偽装の認識はなかったと思っている」と話した。
  そごう・西武も虚偽表示があったのはすべて外部テナント。そごう徳島店(徳島市)のレストランでは、鹿児島産の牛肉を使用しながら、「阿波牛」と表示。そ ごう千葉店など5店舗のレストランでは「芝海老」と表示してバナメイエビを使っていた。そごう・西武は「メニュー表記の確認が十分ではなかった」としてい る。
 小田急百貨店も6日、新宿店の「麦星byグリル満天星」で、結着材を使った加工肉を「ステーキ」と虚偽表示し、約1万8千食を提供したなどと発表した。
 三越伊勢丹、そごう・西武、小田急とも虚偽表示のメニューを注文した客には返金するとしている。
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【食材偽装表示】ホテルオークラも 235品目38万食8億円超…返金も
(産経新聞・2013.11.7)
 ホテルオークラは7日、運営する13ホテルと関連会社3社のレストランやルームサービスなどで提供した計235品目の使用食材とメニュー表示が異なっていたと発表した。虚偽の表示で販売した総数は計約38万6千食で、販売額は計約8億7千万円に上る。
 同社は利用が確認できれば返金に応じる方針。
 同社によると、全国の系列ホテルで「芝海老」と表示したメニューでバナメイエビを使用。ブラックタイガーは「車海老」と表示するなどしていた。茨城県つくば市と千葉県木更津市のホテルでは、牛脂を注入した肉を加工肉とせず「牛肉ステーキ」として提供した。
 ホテルオークラJRハウステンボスでは長崎県産地鶏を「雲仙地鶏」と表示していたほか、自家製ソーセージとうたいながら実際は外部に製造を委託していた。
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帝国ホテルも加工品を提供 ストレートジュースを「フレッシュジュース」
(産経新聞・2013.10.31)
 阪急阪神ホテルズ系列のレストランでメニューと異なる食材が使われていた問題に関連し、国内外の要人が宿泊する「帝国ホテル」でも7年前まで、「フレッシュジュース」として非加熱加工のストレートジュースを提供していたことが30日、分かった。

JAS法…加工ジュースに「フレッシュ」表示は不可

  ホテルによると、東京都千代田区の「帝国ホテル」と大阪市北区の「帝国ホテル大阪」のコーヒーショップなどで平成18年5月まで、その場で搾ったことを想 起させる「フレッシュジュース」と表記しながら、瞬間冷凍した非加熱加工品のストレートジュースを外部から購入し提供していた。
 この製品は当時、「ヴィンテージ・フレッシュフローズン」などと表記されていたが、JAS法に基づく果実飲料品質表示基準では、メーカーや卸業者を対象に、加工したジュースには「フレッシュ」の文言を使用してはいけないと定めている。
 帝国ホテルは、メーカー側から加熱殺菌加工したジュースへの変更を提案されたことを契機に、フレッシュジュースとして提供するのは不適当と判断。18年5月以降は「生の果実をホテル内で搾ったものを使用している」としている。
■瞬間冷凍の非加熱「生搾り同等…」
 ホテルは産経新聞の取材に対し「偽装の意図は全くなく、当時は生搾りのジュースと品質はほぼ同等と考えていた」としている。
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京都ブライトンホテルでも 車エビ、芝エビ…実はバナメイエビ使用!
(産経新聞・2013.10.31)
 東京ディズニーリゾート(千葉県浦安市)を運営しているオリエンタルランドグループの京都ブライトンホテル(京都市上京区)のレストランでも、メニューに「芝エビ」「車エビ」と表記しながら「バナメイエビ」を使用するなどの不適切表示があったことが31日、分かった。
  ホテルによると、中国料理のレストランで少なくとも4月1日から5月18日にかけて、「車海老の黒胡椒(こしょう)風味」や「芝海老のチリソース」とメ ニューに表記しながら、実際には安価に仕入れることが可能なバナメイエビを使用。「チリ鮑(あわび)のオイスターソース煮込み」では、ロコ貝を使用しなが ら、紛らわしい俗称の「チリアワビ」をメニューに表記していた。
 5月17日~6月7日に実施した内部調査で発覚。親会社が所在する千葉県環境衛生部に報告し、6月14日~7月1日に店頭で、誤表示があったことを周知したという。同社は「表現の仕方をしっかりと見直し、再発防止に努めている」としている。
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ただ我々消費者がメニューにもしくは袋にもしくは
値札に書いてある通りのものを手に入れる・・。
こんな些細な事が常識じゃいけないのだろうか?

そんな当たり前の事が、こちらに予備知識がないと
手に入らない世界・・。
別に我々、消費者は多くを望んでいない・・。

ただ、メニュー表や値札や袋に書いてある事が
本当であってくれれば良いだけの話・・。
しかも、勝手に売る側や作る側が、ことさら
そうした

【特化した部分を強調して、それをPR】

して売っている訳で、その強調した&PRした部分
が全く違う・・。

これは【景品表示法違反】とか【不当競争防止法違反】
とか、そういう話ではなくて、立派な

【詐欺】

じゃないでしょうか?

どんな規制や法律での逃げ道があるのか?は消費者は
どうでもいいのである・・。

問題は、

【作る側そして提供する側とお客様との常識の部分
 の考え方がまるで180度位違うレベルである】

であることが問題なのだ・・。
本当に腹立だしいというか呆れるというか愕然と
するというか馬鹿にされているというか・・。

作る側そして提供する側の言い分をすごくいいように
受け取れば、実はメニューや値札や、袋に表示されて
いることは、

【目標だった・・】

すなわち、福袋に私たちがステーキ肉だと解釈した
「寄せ集めの成型肉」から「国産の本物の松坂牛」まで、
どのレベルのものが入っているかわかりませんが、
どれかが入っています!「国産の本物の松坂牛」が
出て来たら、お客様はなってラッキー!なんでしょう!
みたいなレベルの事を何の後ろめたさもなくやれていた
という有名高級ホテル・・。
ホテルが一番やっちゃいけない、表向きはお客様の為
のような顔をして後ろではベロ出して笑っていた・・。
しかも、今、大勢の中に混ざれば、うちだけ指摘されたり
罵られたりされないから、大勢に混ざって頭を下げちゃえ!
という態度も見え見え・・やはり最低だわ。