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野党の完全敗北が決定である

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<国会閉会>与野党、最後まで泥仕合 12本が廃案に
(2013年6月26日・毎日新聞)
 第2次安倍政権が初めて迎えた第183通常国会は最終盤まで泥仕合を演じた。閉会日の26日、安倍晋三首相に対する問責決議案が参院本会議で可決され、 成立が見込まれた電気事業法改正案など計12本の法案と条約が廃案に追い込まれた。来月の参院選を有利に運びたい与野党の駆け引きが際立ち、国会の機能不 全を印象づけた。
問責決議案の可決で廃案になったのは政府提出4法案を含めた計6法案、条約6件。政府提出法案の成立率は当初見込まれた89%から84%に低下した。
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いやいや、いい加減にしてもらいたい・・。
参議院安倍総理の問責決議案を野党の賛成多数
で可決し、重要法案は廃案になった・・という、
記事の表題通り、今までの国会の中で1、2を
争うくだらない【泥仕合】の会議で、なおかつ
参議院が本当にいらないんじゃないかと思わせる
くだらなさだ・・(-_-;)

実は、民主党が、今国会の終盤までこだわって
いた2点がある。
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1)予算委員会でアベノミクスの副作用を追求
  すること
2)民主党政権からの電気事業法改正案等の
  必要な法案の成立を優先する
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そして与党が抵抗し予算委員会は開かれなかった
ものの、問責決議案提出は見送り法案成立を優先
する予定だった・・。

しかし民主党に誤算が出て来てしまった・・。

生活の党、社民党、緑の党という野党バカ3党が、
安倍総理の問責決議案を提出してしまって、その
問責の採決を先に行うように民主党に要求した事・・。
これで、民主党は他の野党との協力関係を維持する
ため法案成立をあきらめ問責決議案採決を優先して
しまった・・。

民主党細野剛志幹事長は、

「国民のために法案を通す必要があると考えて
 これまでやってきました」

と過去形で語っていましたから、今回の民主党の
決断は、裏を返せば、なんら【国民のため】では
なく、【政局として動いた】ということを自ら
証明してた・・本当に今まで与党だったとは思えない
死んで欲しいレベルの愚党である・・。

実際、【問責決議】というのは、法的根拠は特別には
無い・・だから、本来は【問責決議】を出されこれが
通らなければ致命的な事になり、政府も総理も

「まいった!(>_<)」

とうなだれるレベルの時でないと全く効果はない・・。
しかも、今回の【問責決議】は野党の考えが見え見え
で、この参議院会議は、野党にしてみれば予算以外
には対立する法案がなく、重要法案だということは
分かっているが、そのままではみんな自民党の手柄
になってしまい、選挙が戦えない・・。
それではマズイ・・という事で、意味のない
【問責決議】を可決優先せざる得なかったという
野党側の党利党略・・┐('~`;)┌

しかし、与党である自民党にとっては、重要法案
などは、今度の参議院選挙で、過半数をキチっと
取ってから、自分たちの主張満載の内容で通したい
訳ですから、願ったり叶ったりなわけで、今回の件
では自民党は笑いが止まらない・・。
これで自民党が完全な優位に立ってしまったからね!

「重要法案の廃案は民主党&他野党のせいだ!」

という構図を作り上げる事ができ、これこそが
ねじれ国会であり、参議院選挙でこのねじれを
解消しなければ国民のためにならないという
自民党にとっては楽に選挙を戦えるPR方法を
与える事になってしまっただけでなく、なんと原発
の再稼働も憲法改正もサラっと流し、そんなところ
の争点は見えないように論点を、ねじれ国会を解消
することを鮮明に押し出せば良い選挙にする事が
できるようになってしまった・・。

よって、参議院選挙というのが本当につまらない
選挙となるため、投票に行った所で、

【自民党圧勝!】

が確定ですから、投票に行く価値もなくな訳で、
投票率的には10%以上下げてしまったのでは
ないだろうか?

与党の時に確定はしていたが本当に民主党は
馬鹿である・・┐('~`;)┌

腰が定まらず野党になっても決められない民主党は、
参議院選挙に向けた成果を何一つ得られないまま
参議院本当に政争の具に使われ、良識の具になって
いないということをさらけ出したまま、選挙に
突入することとなる・・。

完全に野党の非力・・完全敗北が決定である。