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我が横浜市の教育の体たらく・・_| ̄|○

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横浜市教委:通知表の事前確認中止 批判受け通知撤回
(毎日新聞・2012年11月05日)
 横浜市教育委員会は5日、市立の全小中学校長に対し、配布前に通知表の内容を児童・生徒や保護者に確認 してもらうよう求めた通知を撤回すると発表した。通知表の誤記載が相次いだための措置だったが、市民だけでなく市教育委員や市議からも批判が強く、取りやめることにした。
 横浜市では昨年11月~今年10月、計235校2916人の通知表で誤記載があった。市教委や校長で構成するプロジェクトチームが、校内での点検徹底に加え、成績や出席日数を児童・生徒らが事前確認する方針を決め、市教委事務局が7月2日に市内506校に通知した。
 ところが、通知が報道された先月末以降、「学校の責任放棄だ」「教師の使命感やプライドの喪失につながる」などの声が市民や市議から次々と寄せられた。通知内容は市教育委員に伝えておらず、委員全員が反対したという。ある中学校によると、事前確認に対し、保護者から成績への不満が寄せられたケースもあったという。
 一方、市教委が小中学校全492校について事前確認の実施状況を調べたところ、小学校62校、中学校15校が全く実施していなかった。理由は「十分な組織的点検を行った」が多く、「違和感、不信感、混乱を招く」との声もあった。ただ、事前確認によって、 計187校で928件のミスも発覚していた。
 山田巧・横浜市教育長は「多くの批判を頂いたことを真摯(しんし)に受け止めたい」とコメントした。【松倉佑輔】
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元々の発端は、
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通知表内容を事前開示 横浜市教委 保護者に確認求める
(産経新聞・10月28日)
 横浜市教育委員会が、通知表の記載ミスを防ぐため、配布に先立って成績や出席日数などの内容を児童生徒や保護者に教え、確認を求めていたことが27日、わかった。学校側が事前に通知表の内容を示すのは極めて異例。
 同市教委によると、事前確認の実施は6月に決定。7月2日付で市立小中、特別支援学校など計506校の校長に通知した。背景には昨年11月と今年3、4月に相次いで発覚した大量の通知表記載ミスがあった。
 7月の通知では、通知表の誤記載を防ぐため、「担任の最終確認」などに加え、「児童生徒・保護者の事前確認」を必ず行うと明記した。確認後の通知表は、3学期制の学校で7月、2学期制の学校では今月、児童生徒に渡された。
 事前確認の方法は各学校長の判断に一任。コピーを渡したり、三者面談の場でメモや口頭の形で教えたりしたという。児童生徒側から訂正の申し入れがあった 場合の対応も任せており、同市教委は「(訂正要求などの)指摘を受けてもうのみにせず、見直しのきっかけにしたにすぎない」と話している。
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いやいや、批判を受けなかったら、これが【正しい】
と判断して、もっと先に進んでいただろう・・という
恐るべき【横浜市教育委員会】・・┐('~`;)┌

そもそも、こんな事があっていいのか?

記事にあるように、横浜市では昨年11月~今年10月
までに計235校2916人の通知表で誤記載があった
そうだ・・これは他の自治体よりも圧倒的に多い
誤記載数なのだそうだ・・(-_-;)

確認を求めたのは、宿題などの提出物やテストの結果
などに基づき【意欲】や【理解】などを評価する
【観点別評価】と【出席日数】などの部分・・。
保護者から訂正&要望があった場合は、教諭がミス
の有無を確認して訂正するかは判断するそうで、
一般的な成績への不満は受け付けないとしていた・・。

とはいえ、どこぞでも言われているように、それは
先生間でチェック体制ができれば良いだけの話・・。
それを親にチェックさせるという事自体、やはり
ちまたで言われている通り、

【学校の責任放棄】

と言われても仕方ないよな・・。
しかし、この【横浜市教育委員会】・・記者会見の
席には、今回の当事者でもある横浜市教育長は姿を
見せず、事務方の人間達だけの記者会見を行うだけ
でも、どれほどの体たらくな組織か?は想像がつく・・。

で、記者会見を開いた事務方の人間によると、

「(記入ミスを)ゼロにしたいという思いが強くあり、
 学校の責任放棄につながる認識意見は出なかった」

そうだ・・。
それもそのはず・・【横浜市教育委員会】は6人いる
そうで、今回の件は、教育長が事務方の人達と
話し合って決めたという事がわかっており、実は
残りの教育委員会5人には何も知らされていなかった
そうだ・・なんと教育長が1人で決めていたという
驚くべき現状・・。
でも実際には、事務方の行政の裁量で、ある意味、
独断でやってしまって、教育委員会内で検討すら
されないほど、【横浜市教育委員会】は機能して
いないという驚くべき末期症状・・(-_-;)

しかし、驚きの事実はまだ続く・・┐('~`;)┌
今回、事前確認(通知を受けた492校のうち)は、

○口頭確認→64校
○資料配布→102校、
○通知表コピー配布→48校、
○事前確認を拒否→77校。

という結果だったそうだが、【横浜市教育委員会】・・

「こちらの通達を無視した学校が77校ある」

事を組織として大変問題視しているという・・(笑)
その上で、上記の事前確認をしてみたら、なんと

【928件】

の誤記載が見つかったそうだ・・(-_-;)
含みとしては、

「我々がこうした事前調査をしていなければ、
 また大変な事になっていた!」

という事を、一応は主張したいみたいだ・・。
肩を持つ訳ではないが、昨今の先生方はやる事が
多くなって仕事量が昔と違って増えている・・と、
先生をやっている友人などからは聞く・・。
しかも、【担任】という城はとてつもなく大きく
頑丈で、なかなか第三者が指摘し合う事ができない
構図になっているという先生特有の世界が存在する
事も確か・・。

でもだからといって、親に事前に持ってこられても、
実際、多くの親が確認できる事といえば、出席日数
くらいなもの・・。
だって、親は授業を毎日みている訳ではないです
から成績については自分の子供のテストの結果くらい
しかわからないですからね・・。
で、どんだけ重症な感じなのか?と思ったら、今回の
記事の誤記載の原因の大半がパソコンの入力ミスだと
いう事らしい・・(-_-;)

そんな単純な事すらクリアできない教育と言う現場・・。
普通の企業だったら、もう潰れています・・_| ̄|○