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高齢者がこういう主張をするから荒むのだ

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全席優先席なのに「最優先席」を新設する地下鉄
(2012年7月1日・読売新聞)
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 横浜市交通局は、電車内の全ての座席を優先席に指定している横浜市営地下鉄に「ゆずりあいシート」を今月下旬から新たに設置する。
 高齢者や体の不自由な乗客、妊娠中の女性などに利用してもらうための座席で、9月から全車両での実施を目指しているが、市民からは「全席優先席で根付いてきた譲り合いの精神に逆効果を与えるのではないか」との指摘も出ている。
 ゆずりあいシートは1車両に最大14席設けられ、現在、各車両に1か所、オレンジ色のつり革で区別している「携帯電源オフエリア」にステッカーを貼って表示する。2003年12月からスタートし、国内唯一となっている全席優先席の制度も継続する。
 ゆずりあいシートを新設するきっかけになったのは、市交通局が11年8月に行ったアンケート調査だった。高齢者約340人のうち、「席を譲られ
る」と回答したのは49%にとどまり、市交通局が「全席優先席がシステムとして機能しているとは言い難い」と判断。どうしても譲ってもらいたい乗客向けに
「最優先席」の設置を検討していた。
 ただ、「最優先席」が「優先席」と車両に混在することに対しては、利用客らから「優先席が普通席のようになってしまう」と心配する声も上がっている。同局担当者は「議論があるのは分かるが、新たな席を設けることで譲り合いの精神をさらに啓発できれば」と話している。
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実は、世の中、若者や中年の自分も含めて、そんなに
考えて乗り物に乗っていないんだよね・・正直・・。
だから、年配者は【席を譲ってもらう気満々】で
乗ってくる・・しかし、若者や中年の自分などは
【何が何でも年配者を探して席を譲らなゃ!】・・
なんて事は、アンテナを立てて周りを見渡してまで
そんなに考えていないところに、スマートフォンを
いじくりまわしている訳だから余計に気付かない・・。

でも、今にも倒れちゃいそうな高齢者や障害者が
目の前にいらっしゃったら、恐らく若い人や自分も
含め、ほぼ100%の確率で席を譲ると思うんだな・・。
でも譲られないという事は席を譲ってもいいのか?
迷う若さに見られている高齢者もいるという考え方
も出来る訳だし、もちろん、若い人達にもマナーが
無い人間もいるだろう・・。
でも、若い人にも理由があるかもしれない・・。
例えば少年だと言っても、部活やその他でクタクタ
かもしれないし、サラリーマンなら今やリストラで
職場の人数も減らされ仕事量が増えている昨今、
1日が激務だったり、前の日が激務だったり、
家族サービスをしていたりで、実は朝でも夜でも
クタクタなのかもしれない・・。
そうした体調が優れなければ若者であっても、
座っている事に、なんら恥じるべき事ではないし、
ましてや決しておかしな事例ではないのだ・・。

上記の割合だって、もしかしたらかなり数になるかも
しれない&気付かない・・と、そうした色々な事例を
考えられる状況下の中で、【49%】という数字は、
決しておかしな数字ではないと思うんだな・・。
340人の内、【49%】が席を譲られる・・と
言う事は、計算してみれば【166人】もの高齢者
が席を譲られているという計算・・。
言い換えれば【2人に1人】は譲っているという
数字ですから・・(^^*)

自分の母などは、もう70歳を超えた高齢者だが、

「立っている時はトレーニングとして、譲って
 頂けたら、きちんとお礼を言って座らせて頂く
 ・・高齢者も譲られる事が大前提で乗り物に
 乗るから気持ちが荒む・・」

と良く言っている・・。
高齢者こそ、そういう気持ちを持つようになる事から
始めるのが、人生を先に生きている人間達の姿では
ないのだろうか?>背中を見せるのはもう時代じゃ
ないのかもしれないけどね・・。