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ほとんどの人が間違う掛け算の問題

ネットで【ほとんどの人が間違う掛け算の問題】と
いう事で、話題になっていたネタ・・その問題とは、
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8人にペンをあげます。1人に6本ずつあげるには、
ぜんぶで何本いるでしょうか(式・答 20点)
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これは小学校2年生の問題だそうです。
ま、単純に、「簡単だぜ!」という事で、
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8×6=48 答え48本
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といきたいところ・・しかし、上記の答えでは
今の教育は【×(バツ)】なのだそうです。
なんと、答えは、

ファイル 1857-1.jpg
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6×8=48 答え48本
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としなくてはいけないのだそうだ・・(-_-;)
なんと、100人が100人認めるであろう数学の定説

【a×b=b×a】

が【日本ならではの言葉の都合】で否定されている
のである・・。
色々な反論があるそうですが、その根拠のひとつとして
あるところで、ベネッセの引用をしてたが、
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かけ算の式は「一つ分の数」×「いくつ分」の順に
書く約束になっているので、問題文から正しく読み
取って、その通りに式をかけるようにしましょう。
小学校では、式の意味を理解することが大切なので、
このような約束があります。
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という事が理由らしい・・。
さらにその根底は【a÷b≠b÷a】という事も・・らしい。
どういう事かというと、
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10本のペンがあります。5人でわけたら、
1人に何本ずつくばることができるでしょうか
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という時に、
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10÷5=2 答え2本
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というように、この問題の数式として、必ず先に
【10本のペン】がこなくては絶対に成り立たない。
【5人】が先に来てはいけない・・よって、数式には
きちんと順番があり、

【a÷b≠b÷a】

という事らしい・・。
問題によって、そうした事を分析し、順番を考える・・。
いつからその形を臨機応変に変えてよいのか?は
わかりませんが、小学校2年生の段階では【a×b=b×a】
はダメなんだという事・・。
しかし、こんなのは数学嫌いを増やすだけ!!凸(-""-)
こういう事が数学の工夫を妨げる事に気付かない教育
の閉ざされた世界・・。
その部分を理解しているかどうかの表現を行わせたい
のなら、式に【人】と【本】を書かせるようにすれば
良いし、【( )本×( )人=( )本】という問題に
すれば良いだけの話・・。

今や、娘の筆算ですら自分の時とはすっかり変わって
いてびっくりしましたし、図工も各家から持ってくる
ものに差が出るからと、同じ長さで、同じ形をした
素材で工作する・・もう、親が工夫をして色々な事を
教えないといけない時代が来ました・・(^-^; 
まあ、それが親の本来の立ち位置なんでしょうけどね・・(笑)

そうなると、それを塾で・・と考えがちですが、
例えば、子供が小さな紙にしか絵を描いた事がないと、
カレンダーの裏のような大きな紙を目の前にすると、
大きな絵が描けない場合が多いのだそうです。
すごく大きな紙なら・・三角の紙なら・・丸い紙なら・・
こうした学校の教育に無い部分の教育を親が工夫する
事が大切でになってきました・・。

やはり学校は学校のひとつの教育の形であり、その
幅を広げるために、親がどういう工夫をするのか?
色々な事が親にも問われる時代が来たという事です・・。