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今年もオーバーホールの中考えさせられた事

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今年もやってきた1年に1度の体と精神のオーバー
ホールの日・・こんな景色に包まれながらエネルギー
を充填して参りました!(笑)
とはいえ、きちんと工学博士の細胞間伝達を行ない、
すでに当店でも今はテスト中なのだが、それで使われて
いる、なんと薬を使わず傷を修復してゆく金属工学
理論から始まって、シワへの次世代化粧品材料の
突っ込んだ理論を勉強・・。
それはそれで習う部分で、夜は夜で前を向いている
人間達とまた色々な部分を露天風呂&飲みを通して
深く突っ込んでゆく・・。

理論もさる事ながら、まだ大変な被災地からのサロン
が何店舗か参加していた。
その中のひとつのサロンの話が、以前、理美容教育
出版株式会社・関口氏が話していた内容とシンクロし
改めて考えさせられた・・。

そのサロンはあと数メートルで巻き込まれるところ
だった津波から逃れ、周りからの熱い要望もあり、
震災から5日で営業を再開し、がんばっているという。
以前、関口氏が話していた

【被災地でのカットの罪】

という、一方からの目線で見れば、被災者のために
なり、喜ばれる・・。
しかし、被災をし、辛辣な状況下の中でこうして
被災地でがんばっていこうとしているサロンからの
目線でみれば【大迷惑】な行為なのである・・。
炊き出しなどで【食べ物】を提供するのは、次の日
にはお腹は減るのでイイ・・。
しかし、カットはやってしまうと最低でも1ヶ月は
必要ない・・結果、被災地で頑張ろうとしている
サロンの両腕をもぎかねない・・。
となると、我々業界がボランティアでがんばる事は、
我々が被災地に入れる時には恐らく車で入る事が
できるようになった時からであろう・・。
ならば、できるだけの多くの人間が乗れるワゴン車
などをレンタカーを借りたり、持っている人間で
駆けつけ、現地のサロンでがんばって営業をしている
サロンを探し(下調べして)そちらへ車をピストン
運行させて送り込んであげる、もしくはそのサロンで
色々なお手伝いをしてあげる事が被災地のためなので
ある・・その中でカットをどうしても行うのならば、
体調不良でひどいとか、体が不自由で普通の車に
乗れないような方々に限定して避難所ではカットを
行う・・そうした【被災したサロンを救う】ための
考えを持たないと頑張ろうとしている同業者からは
迷惑以外のなにものでもない・・。
避難所にいらっしゃる被災者だけが被災者ではない。
避難所にいない被災者の事も丁寧に考えて行動を
しなければならない・・。

そんな事を考え話を聞いていた・・。
色々な事を考える今年のオーバーホールでした。