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【iPad】使って1ヶ月の色々<必須アプリ-4>

ここまで【iPad】において、我々のヘアサロン
ビジネスとしての【必須アプリ編】・・。

【ヘアカタログ】【お客様の髪型管理】

【顧客管理】

【カットラインなどのプレゼンテーション】

の4つをクリアしました。
で、前回の【カットラインなどのプレゼンテーション】の
2つ目のアプリのご紹介です。

さて、2つ目のアプリは、

【Adobe Ideas(無料)】

さすが【Photo Shop】で有名な【アドビ】のソフト!!
と唸ってしまうアプリです。
まずは、単純に、白い画面に手軽にイラストやメモ
などが書き込めるという部分。
ひとまず書き留めておくだけでも便利です。

ファイル 1564-5.jpg

【ペン】【消しゴム】【戻る】のメインボタンが
ありますので、書く、消す、戻るが迅速です。

とはいえ、ヘアサロンで活用するためですがら、
ここで使っているだけじゃダメです。
このアプリの最大なる特徴は、専門的な用語になり
ますが【ベクターグラフィック】として扱う点で、
なんと、手書きの線は、書き終わったあとに
スムーズなラインに整形されるのである・・。

ファイル 1564-4.jpg

このように多少のブレは即座に微調整してくれる。
これが見事なくらいにきれい・・(^^*)
これは髪型の写真に髪の流れなどを書き込む時に
絶大なる効果を生みます。でも、表現が人工的
だったりします・・「それはなんか人工的で嫌だ・・」
という方は、先に紹介した

【PhotoPad by ZAGG(無料)】

というアプリの方が良いです。そちらの方が
こまやかなブレなども表現しますので、絵心がある
方は、こちらの方がかなりリアルに描きこめます・・。
これが始めに話したアプリのいわゆる【クセ】なのです。

また、ヘアサロンで使うには効果的なのが、写真を
取り込むとソフトがその写真の中心となっている
カラーを勝手に分析、中心となっている5色を
チョイスしてくれるのです。

ファイル 1564-1.jpg

これを保存しておき、さらに色違いの写真を読み
込めば、いくつものカラーパレットが登録できる
ので、自分がよく使いそうなパレット構成を
あらかじめ揃えておきます。
このパレットは後から簡単に切り替えられます
ので、多く用意しているとかなり便利です。
もちろん、そのパレットに選ばれた色を微妙に
変化させる事も、簡単にできます。
髪の部分に少し茶を混ぜて描き、お客様の髪に
カラーをのせた時の簡単なイメージを説明する
事に使えます。

さらに、このアプリのすごいところは、色を写真
の上から書き込めば勝手に写真を【Photo layer】
色を【Draw laye】としてレイヤーとして振り分けて
くれるのです。

ファイル 1564-2.jpg

ここではレイヤーの説明は省きますが、フォト
ショップやイラストレーターのように、チェック
をはずせば隠して表示する事ができますので、色を
乗せた髪型、ノーマルな髪型を照らし合わせる事も
瞬時に出来る訳です・・。
という事は、あらかじめ、このお客様にはこんな
髪型の提案をしたいな・・思ったら、あらかじめ
描きこんでおき、お客様がいらっしゃった時に
それをサッとレイヤーとして髪形の写真に乗せ、
提案ができるなんて事もできる訳です。

ファイル 1564-3.jpg

もちろん、写真はズームして描きこめますので、
イラストが得意な方ならばかなり細かい部分へ
描きこみ可能です・・。
また、キャンバスは自由に動かすこ事ができ、
画面の外に当たる部分にまで絵や文字を広げて
描きこむ事もできます。
もう、ヘアサロンだけで使うにはもったいない
アプリで、絵心のある方には、普段でも景色の
写真を読み込んだりしてその上に重ねて描き、
あとでその写真をレイヤーから外すことでイラスト
をスケッチっぽく描く・・みたいな趣味の事も
できるという使い方も楽しそうですね。
保存はこちらはPDFでの保存になり、そのまま
メールで送る事もでき、先日紹介した【Good Reader】
へ転送すれば、お客様の髪型画像と共に管理も
可能になります。
おいおい・・アドビさん・・こんなにすごいものが
無料でいいの?というフォトショップやイラスト
レーターの使い方をわかっている人間からは
ビックリの高性能アプリです。

という事で最初に話したように、どちらも無料という
ありがたいアプリなのですが、クセがあるという事、
保存仕様、線の描き方の仕様、レイヤーの有無(レイヤー
を理解している方にはこれがとても便利)という3つの
仕様の違いがあるという事・・ここを吟味の上、
ヘアサロンでの活用に生かしましょう!!(゚-゚)b

しかし、こうなってくると、この【iPad】・・
我々ヘアーサロンビジネスとして活かすには、
それなりのパソコンの知識、ソフトの知識が無いと
かなり宝の持ち腐れになってしまう可能性が出て
きました。
この知識が無いと、恐らく写真アプリで市販の
ヘアカタログをスキャンして見せる、お客様への
無料貸し出しインターネット機器、無料貸し出し
ゲーム機器で役目を終わってしまい、見せびらかし
の時期を過ぎたら忘れ去られ、

「【iPad】なんて役に立たねえよ!」

で幕を閉じそうです・・(^-^;
そうならないようにと微力ながらがんばっている
つもりですが、自店のHPすらまだ持っていない
サロンが多いこの業界・・デジタル系の前途は
多難です・・(^-^;(笑)