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見守るという日本を世界が利用する(前編)

円高&株安が止まらない・・。
今月中旬あたりから、個人的には日銀と政府が
何かするだろう・・という予測の下、見守って
いたが何もしない・・そうしたら、素人の自分と
同じ【見守る】という恐るべき手を打ってきた
民主党政権!・・_| ̄|○

菅政権2カ月半で、時価総額16兆円消失 ・・。
そして、昨年9月の民主党政権が発足時から、欧米
諸国の株価は上昇している中、日経平均株価において
は約15%も下落・・この結果は、民主党政権の1年間
の総括の紛れもない結果である・・。
経済戦略&成長戦略を打ち出せていないから、この
政権下では日本へ投資しないと株価も証明している。
この事からも、円高になる事は本来はおかしいので
ある・・実際、借金大国であり、金利も下落&
低レベル、国債の魅力もない危機的日本の【円】は
普通なら買われない・・。
それが買われているという事は目的が【投機】だと
いう事、また【投機】の都合の良い【避難場所】に
なっているだけなのが素人目に見ても明らかである。

東京証券取引所の斉藤惇社長は8月24日の記者会見
で、円高進行について

「為替介入はあるという姿勢をはっきり出した方がよい」
「ファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)から離れた
 投機筋による根拠なき暴騰」

と指摘・・その通りである。

しかし、荒井国家戦略担当相は「株の問題について
は注意深く見つめています。」、野田財務相は
「マーケットの動向については重大な関心を持って
極めて注意深く見守ってゆきたいと思います」、
菅首相までも「為替の急激な変動というのは好ましく
ない事なので注意深く見てゆきたい」・・と

【注意深く見るだけ】

という政府としては全くの【無策】・・というのは
驚きだ・・【無策】のまま情勢を【見守る】だけ
なら素人の自分にだってできる・・(-_-;)
先にも書いたように、今の日本の価値に対しての
【投資】の結果ではなくて、逃げ場所としての
【投機】の場所になっちゃっている訳ですから、
求められているのは完全な心理戦・・。

やっと、25日に野田財務相は、

「必要に応じて適切な対応を取る」

と円売りドル買いの為替介入も辞さない姿勢を
初めて表明・・遅すぎる・・遅すぎるよ・・。
しかも心理戦ですから【口先介入】でもいいの
だが、完全に【口先介入】だけだよという姿勢
じゃなくて、具体的に日銀と共に本気で日本は
「こうしちゃうぞ!」という事を表明しないと・・(-_-;)

そこよりも、現在の民主党政権の本心は、

【今、代表戦でそれどころじゃないほど忙しい
 のに、経済がこんな事になりやがって・・】

であろう・・でも、そんなのはお構いなしに、
日々、世界の経済情勢は目まぐるしく変わる・・。
みんなの党・渡辺代表のコメントじゃないが、

【一年生議員と会うんだったら日銀総裁と
 もう一度会ってきちんと話をすべきですよ】

もう・・重ねて同感である・・スピーディーな対応
をしなければならないのに何をしているんだか・・(-_-;)
極端な話、連日会いまくって、本気で何かを話し
合っているポーズだけでも、心理戦ですから
構わないんだけどな・・。

後編に続くぅ・・。

■見守るという日本を世界が利用する(後編)■
https://www.hearts.jp/user-cgi-bin/diarypro/diary.cgi?no=1562