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【休暇分散化案】を考える

いきなりだが、個人的に【ハッピーマンデー】は
嫌いである・・(笑)
祝日にきちんと理由があるのに、それを無視して
いるからね・・。祝日とは本来、

【国民こぞって祝い、感謝し、又は記念する日
               (祝日法第1条)】

と制定されている・・が、実際には大人が思って
いる程、子供達は祝日の事を知らない・・(笑)
我が家などは、その祝日の時に【今日は何の日か?】
をきちんと子供にたずねる事にしている・・もちろん、
恥ずかしながら、首を傾げる事も多々あるが(笑)
それはそれでいい・・知らないのなら、覚えない
のなら、親が何度も何度も教えれば良いだけの話。
そんな事を繰り返していくうちに「しついこいな・・」
という気持ちの中、覚えてゆく・・教育なんてそんな
もんだ・・(笑)もちろん、自分から興味を持って
覚えてくれる方が親は楽で良いですけどね・・(笑)

そんな中、観光庁が現在の祝日制度を改め、全国を
【中国・四国・九州・沖縄】【中部・北陸信越】
【近畿】【南関東】【北海道・東北・北関東】と
いう5ブロックにわけ、日をずらして春と秋の大型
連休を設定するという【休暇分散化案】を掲げてきた。
観光客が連休中にばかり観光地や宿泊施設に一局集中
するのを緩和し、需要の偏りをなくしていくのが狙い
らしく、平成23年度からの実施を目指す構えらしいが、
反対されても一応、実験はしてみるらしい・・(^-^;
観光庁が考えているからか、結構、観光の方にしか
ベクトルが向いていないのがおもしろい・・(笑)

まあ、この事について、深く考える事はしなかった
ので、ボーッと報道を見ている限りでは、

○全国展開の会社が休めなくなる
○同時に大企業の都合で中小企業などで下請けの所
 も休めなくなる
○地方へ単身赴任の方が子供達と休みが合わなくなる
○伝統行事の祭り系などに関与している観光地は
 来客数が減る
○スポーツなど全国的な大会が開けなくなる
○そんな事より有休をもっと取りやすくしろ!

・・などなど、なるほど・・言われてみれば結構、
色々な問題が出てくる事が予測されるみたい
ですね・・(^-^;

でも、全国展開の会社といっても、さらにもっと
大きな目で考えるならば、海外に会社がある企業
などは、海外の日本とは違う休みにがんばって
対応しているだろうし、そんなのはなんとかなる
はず・・全国には無休の会社が交代制でなんとか
したりしている訳で、必ずしもその休みに休みたい
人達ばかりではないでしょうから休みを替わって
もらったりしてね・・。
下請けの所はちょっと考えないといけないかも
しれませんが、この不景気の時には仕事で休めない
のは結構うれしいでしょうから、不景気でなくなった
時までにこの事は解決する策を見つけないといけない
でしょうな・・。
単身赴任の方ですが、自分などの仕事は1年間に
子供と遊べる休みなどほとんどない。
その中で土日だけでも子供と一緒に過ごす時間が
できるのですから、贅沢を言うな!と思いますね。
その時に無理しなくとも、年末や夏休みはきちんと
休めるのですからその時に繋がりを持てば良いだけ
の話・・。
伝統行事は難しいですね・・いっその事、例えば
【ねぶた祭り】なら、【ねぶた祭り〜第一夜〜】
【ねぶた祭り〜第二夜〜】みたいに1ヶ月かけて
【第四夜】までやっちゃう!とか・・(^-^;(笑)
青森より先の桜祭り的なものは、やはり見たい人は
なんとか来るんじゃないかな?
ただ土日だけになっちゃうのと、短い休みなので、
青森まで行こうと思わなくなる客が出てくる可能性は
あるでしょうけど・・。
個人的に結構やっかいだと思ったのが、スポーツなど
全国的な大会かな・・。
5月は新人戦あたりの全国大会とか、10月は秋季大会
の全国大会、国体あたりがあるのかな?
この辺はハッピーマンデーがない時には10月は
それなりにやっていたんでしょうから、問題は
5月だけでしょうな・・。
ま、それは学生なら1ヶ月前倒しして、春休み中に
やるようにする、大人なら大会が開催される地域の
休みに合わせて開催し、有休でなんとかする(笑)
先にも書いたように、必ずしもその休みに休みたい
人達ばかりではないでしょうから、休みを替わって
もらったりして、なんとかなるような気がします・・。
そして、箇条書きした中で一番大切なのは、有休を
取りやすくする事でしょうな・・有休が取りやす
ければ、結構な部分は解決しちゃうもんね。
それでも、自分のようなサービス業からすれば、
有休が取れない状況下でも、十分にうらやましい
ですけどね・・(笑)

とは言うものの、個人的にはこの【休暇分散化案】は
反対かな・・。
仕事的には今のままでも、変更になってもさほど影響は
無いですから、どっちでも良い・・(笑)
ただ、やはり子育てしている身としては、子供のため
祝日にきちんと理由があって欲しいかな・と思いますね。
今のところ、【憲法記念日】【こどもの日】【海の日】
【敬老の日】【体育の日】を休みじゃ無くすらしいが、
子供達は、今よりもっと上記の祝日がわからなくなる
だろうし、祝日になっている意味も、もっとわからなく
なる可能性も・・そして、こうした事が積み重ねられ、
いつから気付くと国民のほとんどが祝日に【国旗】を
立てなくなった事じゃないが、この先は気付くと
その日がなぜ休みなのか?わからなくなる時代が
来るかももしれない・・。
お金よりも、祝日に【感謝】する事や【歴史】に改めて
ふれる事も国民として大切な気がします・・。
そしてそんな事ができるのも、中国に飲み込まれて
しまうまでの事ですから・・。
自分が死ぬ頃までには、日本は中国飲み込まれる・・
これが自分の今のところの予想です・・(笑)
ま、その話はまた機会があったらここで書きます・・。