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素晴らしい変貌を遂げた上村愛子(前編)

前に書いていたんだが、WBCにより、今頃に・・(爆)●〜*

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自他共に認める【小心者】モーグラー・上村愛子選手(笑)が、
日本代表チームのテクニカル・コーチのヤンネ・ラハテラ氏と
共に、メンタル面を強化し【小心者】を完璧に克服し、
今シーズンの2月の猪苗代大会の優勝から一気に4連勝し、
日本人で初めて世界選手権において、

【モーグル優勝(種目別年間王者)】

という快挙を達成した。(^^*)
この上村愛子・・昨年のワールドカップ種目別女王という
だけでなく、今回は自国(ホーム)開催で有利!勝って
当たり前!というレベルのすごい重圧を、自他共に認める
【小心者】なのに乗り越え、の快挙なのだから非常に
価値がある・・。

猪苗代リステルスキーファンタジアスキー場の世界一難しい
と言われるFIS公認モーグルバーン【ダフィーコース】。
最大斜度はなんと【37度】・・まあ、上の方は空いていて、
途中からのコース作りになっていましたので、事実上は
最大斜度30度くらいからのスタートといった所でしょう・・。
それでも30度というのは、かなりの斜度である・・(笑)
で、テレビで上から覗いた感じでは、下の方は15度くらいに
見えるが、第1エア台まではかなり急なコブ斜面・・(^-^;
そんな難易度の高いコースで、しかも、女性は滑り終わるのに
30秒前後と言われているコースで、上村選手は

【27秒07】

という女子でぶっちぎりのタイムだけでなく、【ターン】
【エア】【スピード】の3つ共、第2位の選手は21点台
なのに対し、上村選手は全て1位の【24.71点】で文句なし!
なのだから、これまた驚異である・・(◎_◎;

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テレビ放映で観たが、今回は第1エアの着地後を多くの選手が
ミスをしていた。しかし、上村選手は第1エアのヘリコプターで、
体を右側に流し「お?エアをミスったのか?」と思いきや、
多くの選手がミスをしていた場所をしっかり避けて着地し、
バランスを崩さずにすぐさま突入した【ミドルセクション】の
滑りは、ヤンネ・ラハテラ氏直伝の圧巻の【攻撃的高速ターン】。
第2エアでは大きな【アイアンクロス・バックフリップ】 を
決めるという素晴らしい滑り!

そもそも、長野で金メダルをとった里谷多英選手、今回の
上村選手と日本のモーグル女子は【ターン】が素晴らしい。
逆に外国人選手は【エア】の高さやパワフルさが素晴らしい。
そんな特徴の所、2002年に今まで左右の方向への【エア技】
しかダメだったのが、前後の方向が解禁され、文字通り
前後左右の

【3Dエア】

が解禁される。ここから上村選手は翻弄される事になる・・。

モーグルの採点は

【エア】25%、【ターン】50%、【スピード】25%

である。ここで日本代表チームは、所詮、【エア】はどんなに
がんばっても25%・・ならば【ターン】&【スピード】の75%で
十分カバーでき、従来の【エア技】で失敗しなければ、きちんと
得点がつくはず!という方向性で進む事となる。
しかし、蓋を開けてみると、他国の選手は予想以上に【3Dエア】
で望んできたというよりも完成させてきた・・。
すると、配点のパーセンテージは変わっていないはずなのに、

【エア】50%、【ターン】25%、【スピード】25%

みたいな【エア】重視の配点になりがちの状況に採点のベクトル
が変わってしまった・・そこで、上村選手は【3Dエア技】習得へ
出遅れた形で挑戦しなければならなくなる・・。

と・・後編へ続く・・(笑)>最近、このパターン・・(爆)●〜*