不発弾が民間人に被害を与えている【クラスター爆弾
(親爆弾に数十〜数百の子爆弾をつめたもの)】の
使用、製造、保有、輸出入の即時を禁じ、被害者支援
や不発弾処理を定め、発行後8年以内の廃棄を義務付ける
【クラスター爆弾禁止条約(オスロ条約)】
の署名式が12月3日、ノルウェー・オスロの市庁舎で
行われた。【クラスター爆弾】の保有国は日本を含め
76カ国。署名国は94カ国だが、いわゆる世界の武器大国
であり、【クラスター爆弾】保有国である
【アメリカ、中国、ロシア】
の他に、イスラエル、韓国、北朝鮮は参加していない。
ロシアなど、この前のグルニア進行の際に使っている
ところから見ても、武器大国にしてみたら所詮、
【クラスター爆弾の何が悪い!】
【使うだけ使って無くなってきたら条約に参加しよう!】
というレベルなのだ。本音は間違いなく
【手に入れるのに大金がかかっているし、処分するにも
金がかかるんだから捨てられるかよ!】
ってところだろう・・。
参加しなかった国に対しては、囲い込んでいくという
話だが、一番怖いのは参加しなかった国の隣国の
条約脱退の連鎖だろう・・。
隣の国は廃棄しないのに、自分だけが廃棄して武力を
落とさなければならない状況になる訳だからね。
アメリカはオバマさんが、一応【軍縮】を掲げては
いるので、少し光が見えるが、ロシア、中国、北朝鮮、
イスラエルあたりは相当難しいだろうな・・。
そのバランスを保ちながら、武器大国を参加させるという
これからが実は一番大変。舵切り加減が問われる・・。