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当たり前だけど改めて世界は凄い!

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オリンピックの開催前日のサッカー、柔道と金メダルから遠のく結果に、
国民的にみんなの気持ちが撃沈していた所、内柴選手が金!
そして、すごかったね!北島選手の金は!

【世界記録が優勝ラインになる!】

と予告通り圧倒的な強さで58秒91の世界新記録をたたき出し金メダル!
オーエンが予選でオリンピック記録更新していただけに、北島選手は
準決勝で記録を狙いに行って失速したそうで【準決勝は良くなかった】
と認め、その上で一晩で修正するのが北島選手の非凡な所だそうだ。

スポーツって、実はダメだと言われた時にその自分のクセから抜けられ
ない選手というのは大成しないと言われている。言われたらその通りに
修正して自分のモノにできる選手はグングンと伸びてゆくそうだ・・。
自分も何を隠そう、有名なある人に野球を見て頂いていた時がある。
この時代にあらゆる事を習得させて頂いた貴重な時間なのだが、その時
にそう叩き込まれた。ありがたい事に自分はそれをすぐに修正できる
という柔軟性を両親から遺伝子としてもらっていたようで、自分の
クセから抜けられずに悩むという事は一度もなかった。
結局はそんな事以前に、自分でヒジを壊してやめるというケガに
負けた形で、全然美談じゃないですけどね・・(^-^;
でも、その柔軟性というのは、今の自分の仕事でも生かされていて、
技術を覚えるという事はスポーツと一緒で、やはりダメだと言われた
時に、その自分のクセから抜けられない人間は大成しない。
あと、努力をしない人間ね・・。そう・・努力は絶対に裏切りません・・。
これは何にでも言える事じゃないかな?

さらに、北島選手のすごい所は、自分で【金メダルを取る!】と言う裏で、
みんなが期待する通りに実現するのは、ケガをした古傷への不安や
プレッシャーも含めて、それを力に替えると言うものの、なかなか
できる事ではない・・。
自分など、今でも野球のボールを投げると、古傷のヒジをやはり
気にしちゃうからね。よって、ヒジを壊す前の全力投球というのは
絶対に出来なくなる。ケガをした場所というのは本当に怖いんだよね・・。

そんな中、1968年メキシコ五輪から採用された男子100m平泳ぎの
大会2連覇は史上初なだけでなく、全競技を通じ日本選手初となる
2大会連続の同一個人種目2冠という偉業を北島選手は成し遂げた。
本当に素晴らしい!おめでとうございます。m(._.)m

でも、今回のオリンピックの水泳でビックリしたのが、

【日本新記録】

でも入賞出来ない事・・(^-^;
【日本新記録】で金メダルは無理なのはわかるけど、入賞できない
だけでなく、種目によっては決勝に残れない・・。
世界ってあらためて凄いと感じますね!

しかし、柔道・・このままじゃ、このスポーツはダメになりますね・・(-_-;)
あ、間違えないで下さいね、日本勢がメダルを取れなかったとかいう事を
言っているんじゃありませんよ。
まず、礼がおろそかになっている事。次に、試合中に柔道着を直させない事。
観ていてスポーツの内容以前に、柔道着がはだけていると、そもそも
だらしなく見えカッコ悪い・・。

それだけでなく、外人選手に多いが、試合中に道着を直さず、帯で止めて
いない柔道着など、ただ被っているだけと同じなので、技をかける側
としては全く役に立たない事を知っている。ある意味作戦なのだ。
それと同時に、今や、そうした日本の柔道という正々堂々と美しく・・
という美学は消え失せ、審判が「直せ!」と指示しない限り、乱れた
柔道着を直した場合はなんと反則を取られるのだ。
遅延行為や休んでいるという意味合いに取られるからなのだろうが、
先にも述べたように柔道着がはだけているのは、観ていて汚らしいので
絶対に改善すべきだ。

また、袖をつかむのを平等にするため、試合前に柔道着の検査があるのだが、
基準は手を前ならえのように伸ばし、手首の所まで袖口があれば良いのだが、
海外のあるメーカーの柔道着などは、手を曲げると、ヒジの前のあたりまで
袖口が縮む特殊な柔道着がある。初めからそうした卑怯な手口を外国人選手
は使ってくる・・。もちろん、勝負の世界ですから、そうした事も駆け引き
として大切なのもわかるが、所詮、正々堂々とやらないスポーツになると、
結果的には観ている人間に魅力が伝わらない。

さらに襟と袖のつかみ合いによる反則のポイントを稼ぐようなスポーツに
成り下がったとすら感じる昨今の柔道には、昔の日本の柔道の美学である

【柔よく剛を制す】

なんてそんな言葉は、もう過去のモノになってしまった・・。
襟と袖のつかみ合いだけで、勝負が決定する・・【柔よく剛を制す】
というものが観たくとも、そこまでの場面に行く事が少なすぎる・・。
これじゃ、観ている子供達は、勝っても負けても判定が何がなんだか
わからない。一緒に観ている親も、わからない。説明が出来ない。
結果、親も子供もこんな不可解なスポーツやっても仕方ない・・みたいな
気持ちになる。このままじゃ、どんどん柔道をやる子供達が減っていく
だろうな・・。日本が発祥のスポーツだけにとても残念である・・。

しかし、そうした事を意見したくても、今や世界柔道連盟の役員の中に
日本人はいない・・。悲しいかな・・もう日本のものだった柔道は、
日本の手をとっくに離れて外国に乗っ取られている・・。
それを続けている限り、ハッキリ言って終わったな・・柔道・・。