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散弾銃乱射事件を通して銃を考える

今更、詳細を詳しく述べるまでもない長崎県佐世保市のスポーツクラブ
【ルネサンス佐世保】で起きた散弾銃乱射事件・・。
スポーツクラブという会員制で不特定多数が入る事の出来ないという
部分では、安全性の高い感じであるだけでなく、軽装な人間達ばかりの
場所で起こった事にはビックリする・・。
その反面、報道が詳しくなるにつれ【銃】を持つ事がそんなに難しく
ない事、【銃】を持ったら、その後【銃】を取りあげる事が難しい事、
さらに今回の警察からの【先台】の提出の件で露呈してしまったのが、
なんと警察の要請にも強制力がなく、あくまでも【任意】でいい事
などもわかってしまった・・これはとても危険だ。
警察においては、署員が【拳銃】を所持する場合には、厳しい管理体制の
中で厳格に行われている。しかし、一般市民の【銃】となると、途端に
入手が簡単になり、性善説に基づいているだけでなく、取り上げるのも
難しいというのはおかしな話だ。

猟をするという名目で、我が家のもしもの時のために【銃】を
持っておこうと行動する人間が増える可能性がある。
アメリカのように【銃】を持つ人間が増えれば増えるほど、それが
いずれは誤った使い方をするかもしれない人間の確率は増えてしまう。

そこでどうだろう。【銃】を持つ人間には【プライバシー】がなくなる
という厳しさを提案したい。
まず、【銃】所有者全員を地域別にインターネットでの公開や一般人が
閲覧できるようなものをまず作る。
その中身は【銃】所有者の全身写真、横からの写真、後ろからの写真、
顔の正面、左側面、右側面、斜め方向などの画像は公開する。
もちろん、本名、住所、電話番号、自宅の地図、勤め先等も全て公開。
そして免許を与え、せめて半年〜1年に1回は免許更新を義務付け、
その時に警察において写真の撮り直しも含めて情報は更新させる・・と
いったように、一般の人間は常に【銃】所有者を確認できる状態にする。
そして、その写真データは一般の人間は自由に使う事ができ、自分たちの
地域の【銃】所有者をプリントして地域住民に知らせたり、地域会報にも
自由に載せたりする事もできる権利にする。
そして、近所での監視を徹底させ、今回の長崎県佐世保市のように、
不可解な行動など【銃】を持つ人間としてふさわしくない行動などが
近隣から寄せられた場合、警察が【銃】を緊急的にひとまず取り上げる
事ができるようにし、それから調査を行い、大丈夫なら再び【銃】を
戻す位の慎重なレベルで一般市民は何も困らないはずだ。
それが【免許更新や写真撮影が面倒くさい】【プライバシーの侵害】
などとほざく奴は、別に【銃】を持って頂かなくても良い訳で・・。

この位に【銃】所有者の【プライバシー】を無くさせ、地域住民が
【銃】所有者を、きちんと把握できる体制作りからまず始め、みんなで
【銃】を管理するようにしてゆくしかこうした事件は防げないと
思うんだな・・。

友人にモデルガンマニアがあるが、最初は本物そっくりのモデルガンを
手に取って、重厚感や精巧さで満足するらしい。
しかし、そのうち、缶や本や置物など【静物】を撃ちたくなるそうだ。
そして、やがては【動くモノ】を撃ちたくなってくるそうだ。
人間の初心など気付くといつの間にか忘れている・・。
まず人間とはそういう弱い生き物である事を自覚し、厳しい管理体制で
取り締まるしかやはり手はない・・。
日本をアメリカのような【銃社会】にしてはいけない・・。