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悪しき見本

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11日のプロボクシング世界戦で、王者の内藤大助(33)
に反則行為を繰り返し、15日に日本ボクシング
コミッション(JBC)から厳罰が下された亀田大毅(18)
と父の史郎トレーナー(42)が、所属する金平桂一郎
会長(41)とともに17日、JBC事務局を訪れ謝罪。
その後、試合後初となる公の場で謝罪会見を行った。

【会見の一問一答】

 JBC職員「一つお断りしておきたいことがございます。
先ほどの会談でも見受けられましたが、大毅選手は精神的
にかなり参っている様子でございます。未成年でもあり
ますので、会見はすみやかに、すぐに退場させていただき
たいと思います。ご了承ください」

 ——会見を決めた理由は
 金平「きのう亀田家の方から『ぜひJBCにおうかがい
    しておわびを申し上げたい』ということでござい
    ましたので、とにかくJBCの方に参上したという
    事でございます。今(史郎、大毅)ともに非常に
    反省しておりますので、どうぞご斟酌くださいます
    ようお願い申し上げます」
 史郎「いろいろとご迷惑かけて、申し訳ありませんでした。
 これから一歩一歩
    やっていきますので、今後ともよろしくお願いします」
 大毅「…」
 (史郎氏がチラリと見やるが、下を向いたままの大毅に)
 JBC職員「申し訳ありません、大毅選手はこれにて退場
       させていただきます」
       (フラッシュの嵐の中で大毅が退場)

 ——大毅は一言も話さなかったが
 史郎「家でもずっとあの状態。とりあえずきのうは自分で
    丸刈りにして、まあ自分で精いっぱいのできる気持ち
    を出したと思うんやけど、まあそれをみんなの前に
    出てしゃべられへんかっても、とりあえず態度だけ
    示そうという気持ちがちょっとでも分かって
    もらえたらと思ってやったと思います」

 ——まず内藤選手に謝罪に行くのが筋では
 金平「私がまず内藤選手の方に行っていないという現実
    がある。どちらが先か後かという問題はありますが、
    JBCの方から懲罰を受けたことに対して、まず
    おわびをして、改めてその上でアポイントメントを
    取って行かせていただきたいと思います。なんとか
    ご容赦ください」

 ——今回の処分を受け止めるか
 史郎「いやもう処分が出たものは、もう仕方ないと思っています」

 ——これまでの亀田家の言動、パフォーマンス、ボクシング
   のスタイルについては
 史郎「このままのスタイルは自分らのスタイルなので。
    とりあえずこういう反則行為のことは、とりあえず
    指導していくつもりでおります」

 ——過激な言動、パフォーマンスについては
 史郎「パフォーマンス?(と質問者を見て)それは、今は
    ちょっとわかりません」
 金平「負けたのですから結果がすべてだと思います。勝てば
    良し、負けたら何も語らない。結果、負けたのですから
    どのようなご批判を受けても仕方ない。次にまた一から
    出直しとご理解ください」

 ——11回開始前に反則を指示したのか
 史郎「それは指示してません」

 ——具体的にはどんな言葉を
 史郎「最後はポイントも取られてるから悔いのないように
    戦えと。あとはどうとらえられようがそっち側の
    自由やけど、おれらは言うてません」

 ——首相や文科省からもコメントが出るほど事態は大きく
   なっているが
 金平「きのう申し上げたとおり、本当に内藤選手、宮田
    会長を含め、全国民の皆さん、あるいはファンの
    皆様、協会の皆様すべて含めて、本当に申し訳なく
    思っております。本当にいろんな方にご迷惑、ご心配
    をおかけしたことを深くおわび申し上げます」

 ——内藤、宮田陣営に謝罪する意志は
 史郎「今は大毅がああいう状態なんで、とりあえず日を
    改めてと考えています」
 金平「私のほうは、あらためてしっかりしたアポイント
    メントを取って、きっちり謝罪をしたいと思います」

 ——自宅練習場の閉鎖も通達されているが、今後の3兄弟は

 金平「それは今後、亀田家と相談していかなければいけない
    ことだと思います。それは昨日申し上げたとおりです。
    きょうはとりあえず、この場において謝罪に来たという
    事をおくみ取りいただいて、その上でこれからいろんな
    出ている条件について、話し合いをしなければいけない
    と思っております」
 史郎「どうも、ほんま、すいませんでした」
    (両者、頭を下げて退出)
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ホントに、こんなひどい会見ならしない方が良かったな。(笑)
恐らく、金平会長にやれと言われたから・・なのと、今後
ボクシングを続けるための【仕方無しの謝罪】であり、心
からの謝罪会見にはとてもじゃないが見えないもんな・・(笑)
隣の金平会長が賢明に謝罪をしているから、余計に強調
されちゃうよな・・。
音声に残っていながらも、父親は反則の指示をしていない
と開き直ったが、という事は父親は反則に関係なく、亀田
大毅が勝手に反則をしたという事になった。
さらに、もう指導はできないのに、まだ父親は指導する
つもりでいる・・(笑)
きっと謝りたくないのに謝らせられているという事だから、
こうした矛盾点が出てくる。
それ以前に、この父親は今までに【謝罪】というものを
した事がないんだろうな・・きっと、今まで父親の人生
では【威圧】を繰り返せば目の前の壁が蹴散らす事ができ、
文句言ってくる輩がいても【威圧】で押さえ込めばなんと
なったんでしょうね。
でも今回の問題は【威圧】ではどうにもならない。
そこで困っているに過ぎない。
でもその困っているのも、これまたボクシング界の事
だとか崇高なレベルでの困惑ではなく、自分たちの道が
崩れそうなので困っている。恐らく自分達の事しか
考えていない。
教育を受けずに大人になるとこんな恥ずかしい大人に
なるという悪しき見本だ。

本日(10/18)のTBSのみのもんた氏の【朝ズバ!】。
亀田家を盛り上げるだけ盛り上げていたテレビ局&
ワイドショー番組のひとつだが、みのもんた氏が、
いつも容赦なく言いまくる論調だが、今回はどう
コメントするのか?楽しみだったが、

【18歳の彼に冗舌なコメントで謝罪しろ!と言っても、
 それはボクには無理だと思う】

とコメントしている。(笑)
そっちへすり替えたか・・さすがだな、みのもんた氏。(爆)●〜*
って・・誰も冗舌に話して欲しいなどと思っていないだろう・・。

【内藤選手、申し訳ありませんでした。】

は言えるだろう。未成年とはいえ小学生じゃないんだから・・。
もっと言うならば、立って謝罪するなり、土下座して
謝罪するなり、同情を誘おうと【憔悴を演じている】
くらいなら、建前だけでも別な演じ方があるだろうに・・。
なぜ、自分が大毅の事を【憔悴を演じている】と言い切るのか?
まず、支えられなければ歩けないレベルであったら、自分で
バリカンを使って丸刈りなんてできません(笑)さらに、
会見の始めはよろけている訳でもなく、自分で立っていたし
自分で座る事もできている。
でも、何も言えないというのは、心からは何も思って
いない証拠であり、口先だけでその場を取り繕う事を
言おうとするから何も言えないのであり、心からの叫びが
あるならば、涙と共にでも叫びとなって言葉は出る・・。
ボクシングというあれだけの精神的にも追い込む過酷な
スポーツの練習をしている人間が朝青龍と一緒でそんなに
簡単につぶれませんって!(笑)

ひとまわり年上の、しかも現在のチャンピオンに対して
【悪役(ヒール)パフォーマンス】などと到底思えない
レベルの下品さで【内藤!】と呼び捨てにし【ゴキブリ!】
と罵り【切腹する!】とまで好き勝手言い放った段階で、
今回、反則をしないで正々堂々とやって負けたとしても、
【負けた次の日】が、今回の様なひどさでなくとも、とんでも
ない事になる・・という事くらいは普通の人間なら安易に
想像がつく・・未成年とはいえ、18歳でその辺が
わからなかったとは言わせない。
それだけの【神経の図太さ】があるのに、ここにきて
【精神病もどき】というのはどう考えてもおかしい。
だから【憔悴を演じている】と言い切るのだ。

しかも、父親すらもそれが想定できずに暴言を吐かせて
いたとは言わせない。
やはり繰り返しになるが、教育を受けずに大人になると
こんな恥ずかしい大人になる、その恥ずかしい大人に
育てられた子供も恥ずかしい人間に育つという悪しき見本だ。

この会見・・唯一の救いは、内藤選手に未だ謝罪がない中、

【反省していると思うようにした。気持ちは伝わった。
 僕の中では終わっている】
【僕が声をかけることで戻るのならうれしい。会いたいと
 思うし、お疲れさまと言って健闘をたたえ合いたい】

と、自分のように【憔悴を演じている】というひねくれた
大人でなく、【傷心の18歳】という位置づけでの大人の
気遣いだろう・・。