記事一覧

それだけ戦ってきたという事

ファイル 924-2.jpg

【1999年4月14日の午後2時半頃、当時18才の少年・福田孝行が
 山口県光市の社宅アパートの本村洋さん宅に強姦目的で押し入った。
 排水検査を装って居間に侵入した福田孝行は、妻・本村弥生さん
 (当時23才)を引き倒し馬乗りになって暴行を加えようとしたが、
 弥生さんの激しい抵抗を受けたため、弥生さんを殺害した上で強姦
 の目的を遂げようと決意。頸部を圧迫して窒息死させた。その後、
 福田孝行は弥生さんを屍姦(死体を強姦)し、傍らで泣きやまない
 夕夏ちゃん(当時11か月)を殺意をもって床にたたきつけるなど
 した上、首にひもを巻きつけて窒息死させた。そして弥生さんの
 遺体を押入れに、夕夏ちゃんの遺体を天袋にそれぞれ放置し、
 居間にあった財布を盗んで逃走した。
 福田孝行は盗んだ金品を使ってゲームセンターで遊んだり友達の
 家に寄るなどしていたが、事件から4日後の4月18日に逮捕された。】

という、もう8年も前の事件である。
この山口県光市母子殺害事件の、最高裁の差し戻し公判が昨日から
開かれた。元少年・福田孝行は2人を殺害したというのに、

2000年3月 山口地裁→無期懲役
2002年3月 広島高裁→無期懲役

と肩を落とす判決が続く中、事態は一転する。

2006年6月 最高裁→2審の広島高裁の判決を軽すぎると【破棄】

高裁に差し戻すという異例の判決が出る。

最高裁は

【原判決は量刑に当たって考慮すべき事実の評価を誤った結果。死刑の
 選択を回避するに足りる特に酌量すべき事情の存否について審議を
 尽くさず、その量刑は甚だしく不当で破棄しなければ著しく正義に反する】

【特に酌量すべき事情が無い限り、死刑の選択をするほかないものと
 言わざるを得ない。】

という基本的には余程の事情がない限り、死刑しかないだろうという判断・・画像の内容の元少年・福田孝行が友人に出した手紙もかなり
考慮されたみたいだ。
ただ、日本では19才での死刑判決があるが、18才の死刑判決は、
まだないのだそうだ。
さらには、18才未満への死刑は少年法で認められていないので、ありえ
ないらしい・・やはり18才未満のバカ野郎に殺されたりした場合は、
法に任せてはいけませんな・・この手で殺してやらんと・・凸(-""-)
と、話は逸れたが、この少年、18才になったばかりだったという事が
色々と判決を左右しているらしい。

一昨日、夫の本村洋さん(31)が、この公判を前に記者会見を行っていた。
当時、少年だった被告・福田孝行に対して、

【この国に死刑という制度があるという事をわかっていながら、人を
 殺害し、少年であれば死刑にならないだろう、いつか社会に出られる
 だろうという安易な考えで、私は殺人という卑劣な行為を犯したと
 思っております。そういった方が、自らの命をもって罪を償うのは
 当然の事であると考えています】

また、元少年・福田孝行の弁護団(21人)については、

【私はこの裁判が死刑という刑罰の存廃の議論に利用される事を恐れて
 います。今回、多数の弁護士の方が向こうの弁護団についていますが、
 それは私は被告人が自分で声をかけたとは到底思えません。死刑を
 廃止したいというイデオロギーの下に集まった弁護士の方々が、
 個別の事件とは関係なく、死刑になりそうな事件について集まった
 だけというふうに思っています。そういった方々のプロパガンダ的
 なものとして、この事件が取り扱わられる事を一番恐れています。】

と、どこも間違っていないお見事な意見。
しかし、話が再び逸れるが、元少年・福田孝行の弁護団の主任弁護士・
安田好弘弁護士は、やっぱり変な人だ。

【「死刑廃止問題で日本は低能児。人権と刑事訴訟の分野でも『韓流』
 が必要だ」、安田弁護士は、終始「犯罪者人権保護側面で韓国が
 日本をずっと先に進んでいる」と「韓国がうらやましい」と言った】

さらに、

【日本の法曹界では最近「(自分は)韓国ばかり見ている」として
 「韓国を見習うこと」が盛んだと明らかにした。 安田弁護士は
 「驚かれるかもしれないが、日本の弁護士である私が韓国の死刑廃止
 運動により積極的に参画している。犯罪者の人権に対する意識に自ら
 目を開くことができない日本としては、近い隣国から来る衝撃波が
 変化の近道だと信じるからだ」】
https://www.hani.co.kr/arti/society/rights/110888.html

と語っている。韓国が、日本より犯罪者の人権に配慮してるだと??
こいつ、やっぱプァーである。
まあ、安田弁護士はさておいて、本村さんの記者会見に戻そう。(^-^;

元少年・福田孝行の更生の可能性については、

【弁護士の方々が、この裁判が終わって、本当にその少年が真っ当な
 人間として、社会で育成して、二度と罪を犯さないようにと見守って
 いくのか?そこまでの覚悟があって更正、更正と言うのなら、私は
 いいと思います】

【もし、本気で罪を犯した人間の更正を考えるなら、社会は何をして
 いるのか?この国がどれだけのお金を投じて、人を投じて、その
 更正に命をかけているのか?罪を犯したから、それに相当する罰を
 与えるという事は、確かに簡単であるし、残虐だと言われれば残虐
 かもしれません。しかし、それ以上に、一度罪を犯した経験のある
 人間をそのまま社会に出すという事も、やはり無責任であると
 思っています。】

いやいや、何度も思うが、自分だったら、こんなに冷静にあらゆる
方向に意見を述べ、考えのまとまった会見ができるだろうか?
これだけ理路整然とカンペもなく語れるという事は、

【それだけ戦ってきた!】

という事・・。
死刑という判決が出たところで、もう傷は癒される事はない!という
所で戦っている。

【私は(少年に)損害賠償なんて請求していないんですよ!死んで
 くれと言っているんです!】

以前、夫の本村洋さん(31)が放った個人的に痛烈に胸を打った言葉・・。
この言葉に、今までの裁判の全てが集約されていると思う。
死刑廃止論者以外の世の中の人間は【死刑】を求めているはずだ。

昨日の初公判も早速、おもしろい主張でしたね。

【弥生さんに母性を感じ抱きついた。じゃれたかっただけ。
 でも抵抗され死亡させてしまった】

母性を感じた人間を殺したあと、死体を強姦し射精したという事は、
お母さんと何としてもSEXをやりたかったのでしょうかね?(笑)
それも、

【死者を蘇らせる「生」儀式だった】

と、精神状態がおかしい方へ持っていくための策略がみえみえ!
本村さんは【失笑】と表現していましたが、自分が本村さんだったら、
あんな冷静でいられませんよ。
こんな奴のために、この先もダラダラと裁判をするのかと思うと・・。

こんなふざけた奴、判決は【死刑】以外にない。
間違った判決を後世に残してはいけない。