記事一覧

福岡いじめ自殺

「いじめが原因です。さようなら」との遺書を数通残して福岡県筑前町の
町立三輪中2年の男子生徒(13)が自殺した事件。

昨年(当時・1年生)の1学期に(自殺した)男子生徒の母親が

「息子が早退をして家でインターネットばかりしている」

と、当時の担任教師に相談。が、担任教師はその相談内容を無断で
他の生徒に明かし、バカにした「あだ名」を付け、何度もからかった
事が生徒らによる「いじめ」を誘発したというのが発端とされていたが、
やはり予想通り、小学生の頃からイジメられていた事を、男子生徒が
相談していた同級生2人が両親に伝えたとの事・・。
報道でもイヤになる位「相当酷い」という位置づけで報道されている、
先の相談事件の事を取り上げると、恐らくこの先生は、昔よくいた

「歯に衣着せぬ」

先生であったと思われる。この男子生徒はバレー部のキャプテン
だったのと、明るい生徒だったとの話なので、それを過信していた
のではないだろうか?
相談を明かしたのも、あくまでも自分の勝手な予測だが、

「こいつは、家でインターネットばかりしているんだよ!オタクだよ!
 オタク!(笑)」
(*あくまでも「オタク」というのは個人的仮説語です。)

みたいな流れだったと思われる・・。それは、その先生の口から

「からかいやすかった」

という言葉がでてきた事でも感じられる。
しかし、それをまわりの生徒は「オタク(個人的仮説語)」を合唱し
始めてしまったみたいな流れ・・しかし、小学校からイジメられていた
ため、イジメの加速が速くなってしまったと思われる。
やはり先生の発言がイジメを加速させた責任はある。
そして、ここで先生はミスを犯してしまう。それを先生は

「冗談&からかい」

としか、思っていなかったという事だ。
それをイジメと認識しなかった事だ・・実はここが「いじめられている
人間」と「いじめている人間」の「差」なのだ。
さらに言うならば、対等の関係の「からかい」は、「冗談&からかい」
だが、もう、上下関係がができた「からかい」は「イジメ」である。
それを認識する事から始めないと、スタートが違うのだから話し合い
にならない・・さらに、言うならば、そもそも、教師になる人間自体が、
学生時代においても、どちらかというと優秀で、いじめられた事も
なければ、いじめた事もない、恐らくクラスにイジメがあっても
見て見ぬふりをしてきた人間が多いと思うのだがどうだろう?
自分さえ良かった生き方をしてこなかっただろうか?
しかし、いざ先生になったら、それに対して、生徒から、親から、
社会から「解決」を求められる・・。
そして、解決できない人達が集っている社会なのに、上の文科省から
「イジメを減らすように」と言われるため、教育委員会も学校も
「イジメ」を認めない。まさに、まだまだ「臭い物に蓋」なのだ・・。

それにしても、一応は「仮病よばわり」位までは、この先生を
理解しようと思ったが、

「イチゴの品種で生徒を差別(「あまおう」「ジャム」
 「出荷できない」など)」

するだとか、

「偽善者にもなれない偽善者」

だとか、習字の授業中に、体格の良い女子生徒に対して

「<豚>と書くように指示」

だとか、やはり「からかい」からは「逸脱」し過ぎている発言は
理解できない・・それでも、個人的に先生をかばうならば、きっと
昔は、それで教室が盛り上がり「冗談」で通用していたのであろう。
もう今と昔では違ってきているのを先生自身が追いついていないのかも
しれない。

個人的には、先生に「イジメ」対策をお願いしても無理と思っている。
自分の子供がいじめられているとわかったら、できるだけ早く、
どんな方法でも良いので「録音」か「録画」を徹底的に行い、証拠を残す。
そして、毎日克明に名前入りでいじめられた行為をきっちりとメモを取る。
これは日にちが多ければ多いほど、後日、1〜2日で作ったものと
言われにくくなる。
さらに傷や青タンなどがあるならば撮影し、日記に添付。
教科書やノート体操着やランドセルなどへのイタズラ書きや破損も
必ず撮影、できたら証拠はそのまま保存しておく。
教育もイジメも最後は子供を守るのは親しかいないのだ。