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サッカーW杯・上川徹主審

イタリアの優勝で幕を閉じたドイツW杯。
その陰に隠れて、日本人審判員として初めて決勝トーナメント
の笛を吹き、活躍していたのを知らない人は多い・・。
誤審が相次いだ前回日韓大会の反省から国際サッカー連盟
(FIFA)は、1次リーグの試合での判定を査定し、決勝
トーナメントを担当する審判団を絞り込むという方式を
取り入れた・・その結果、上川徹主審(43)がW杯3位
決定戦のドイツ−ポルトガル戦で、日本人審判員として
初めて決勝トーナメントの笛を吹いた。
その試合を終え、ポルトガルのスコラリ監督も

「とても良かった。多くの人が、日本の審判がこれほどの
 レベルだとは思っていなかったはずだ」

と絶賛(これだけバカにされていたのか!というツッコミ
もありますが・・(笑))。
W杯では審判員の45歳定年制があり、上川主審にとっては、
この試合が最後の晴れ舞台だったそうだ。
こうやってきちんと実力を評価されての任命・・うれしいね。
日本人における表舞台の仕事ばかりが評価されてしまう
今の時代の中で、こうした「下で支える仕事」を魅力ある
仕事に変えた功績は、日本国内においても、今後も きちんと
評価されなくてはいけないと思う。