記事一覧

国立追悼施設&A級戦犯分祀

嫌な流れだ。自民、公明、民主3党の有志議員たち&
朝日新聞を中心に

「だれもがわだかまりなく戦没者を追悼し、平和を祈る
 ための国立の施設を造るべきだ」

と大切な事は隠したまま、ただ「A級戦犯はいけない!」
と声高に世論を導くべく動きになってきた。
先日の朝日新聞の社説「追悼施設 この提言を生かしたい」
でも、

「小泉首相が靖国神社参拝を始めて5年。国内外で
 大きな論争を呼び、中国や韓国との関係は険しさを増す。
 これに危機感を抱き、打開するための方策を探ろうと、
 山崎拓・前自民党副総裁らの呼びかけで発足したのが
 「国立追悼施設を考える会」だった。」

とすぐに論議のすり替えを行う。
おいおい、関係が厳しくなったのは小泉首相が靖国神社
参拝を始めたからではない。
中国と韓国が外交的にも自国的にも一昔前とは違い、
力を付けた一方、日本は中国と韓国からどんな事を
されても、怒らず、外交的に手を打たず、詳しく調べも
せずにすぐに中国と韓国の言うとおりに謝罪をし、軍隊
も持たず、絶対に攻撃してはこない国だとわかっている
からだ。

現に靖国だけでなく、竹島だって、ガス田だって、
日本が何もしてこない事をわかっているから、

「やれるもんならやってみろ!べ〜〜だ!」

と弱い者(日本)をバカにし、自分たちが強い者で
あると認識した上での行動である。

「提言で注目したいのは、首相の靖国参拝について
 <憲法違反の疑義がある>と明記したことだ。」

これは「政教分離」の事を言いたいのだろうが、日本では、
これに関しては

「参拝は宗教的行為ではなく、習俗的行為であるから
 政教分離原則には抵触しない」

とする説と、

「参拝は宗教的行為であるから問題である」

とする説が対立している。

しかし、そもそも「政教分離」というものは、個人の信教の
自由を守る為にある。露骨な国家による特定宗教への
弾圧や財政支援ではない以上、関係ない。
それ以前にどのような文化でも多かれ少なかれ、宗教的
要素は持っている。
その中で、宗教的に「中立」である事を示すのは、個人や
団体にとって困難であるのは事実であろう。
靖国うんぬんよりも、公明党と創価学会の癒着や、宗教系
の学校に国がお金を出す事、宗教に絡んでいる国宝の
保全に国がお金を出す事の方がよっぽど「政教分離」に
大きくかかわる事なはずだ。

なぜ、首相の靖国参拝だけを叩くんだ?

そう・・これがマスコミの怖さなのである。
結論を言わせてもらえば上記の事を避けられない以上、
「政教分離」など絶対にできるはずがないのだ。

さらに朝日は続ける。

「提言にある新たな国立施設では、訪れた人がそれぞれ
 思い描く戦没者を、望む形式で追悼する。対象は戦死
 した兵士に限られないし、どんな宗教・宗派の形式でも
 構わないということだろう。私たちもこの考え方に賛成だ。」

おいおい、これは非常に恐ろしい事だ。
訪れた人が好き勝手にして良いという事か?
戦没者達は、こんなものを望んでいると本当に
思っているのか?┐('〜`;)┌
極端な事を言ったら、今後「ビール教」という宗教が
出てきて、みんなでビールをかけあって騒ぐ事が
追悼だ!というバカな宗教が出てきたとしても
認めるという事か?

バカ言ってんじゃないよ。
もう支離滅裂である。

すると、そうした奴らは

「そんなバカげた事はさせない!手を合わせるなど
 きちんとしたルールを作る」

と言い出すはずだ。そのルールを強制する事になった
時点で

「新興宗教」

だつうの!
この事からしても、どう転んでも「政教分離」など
できるはずがないのだ。
基盤となるルールは必要である以上、神道なら神道、
仏教なら仏教と、日本古来の何か「宗教」に頼った
「神聖なる儀式」とされるものが必ず必要なのである。

「中国などの横やりに屈するのか、といった不満も
 あるかもしれない。だが、これはもとより日本の国が
 自ら考えるべき問題である。同時に、それは近隣国
 やかつての敵国の人々の共感を得られるもので
 なければならない。平和国家として世界に貢献して
 いくという日本の戦略も、それなしには説得力を
 欠くからだ。」

これはおかしい。
原爆を落として大虐殺をしたアメリカは原爆を落とした
人間を祀ったアーリントンを大統領も参拝する。
でも、世界は何も言わないじゃないか?
でも、アメリカはちゃんと世界の中心でいばっている!
以前にも書いたが、それは答えは簡単である。
「勝戦国で世界一の軍隊」を持っているからである。

要は、先にも書いたように、日本には軍隊もなく、
攻撃もしてこない戦争放棄の国であるから、世界では
怖くもなんともない!というレベルの国なのだ。
それ以前に、軍隊を持たない日本を世界は「クレイジー」
だとしか思っていない。
だからいつまでも「いちゃもん」をつけられるのだ。
ただ、一応、世界一の軍隊を持つアメリカが後ろ盾で
いるのと、金だけは持っていて、頼むとホイホイと出して
くれるから、みんな、仕方なく仲間に入れてあげている
という、よくクラスにいた「お金持ちの息子」みたいな
レベルなだけである事を、我々は自覚しないといけない・・。

「やはり靖国神社こそが唯一の追悼の場だ、とこだわる
 人たちもいる。自民党内でこのところ、靖国神社に
 A級戦犯の分祀を促す声が高まっている。
 そうすれば首相の参拝に支障がなくなるというのだが、
 それを神社に強制はできないし、現に神社側は拒んでいる。
 どう実現させるのか、具体的な道筋を示せなければ、
 分祀論といっても現状を放置するに等しい。」

それは、当時は日本も国主導で無茶苦茶だったとしても、
残された遺書や資料や、生き残った人達から、靖国神社
こそが戦死者たちが

「靖国で会おう!」

と望んだ場所なのを神社は知っているからである。

「A級戦犯さん達よ!余計な事してくれたな!今の我々に
 あんたらの魂は邪魔なんで靖国にはいてもらっちゃ
 困るのよ!お前らはとっとと新たな国立施設へ行けつうの!」

と現在の我々の価値観を押し付けるのか?
そうだとしたら酷い民族である。

そそそ、中国においてビジネスをしている方々の話を
色々と聞いてみると、おもしろい事がわかる。

「中国の会社と靖国問題でビジネスが決裂した事は
 一度もない」
「中国では、靖国問題など普段語られてもいない。」
「中国では、靖国問題なんて知らない人がほとんど」
「ただ、暴動の時は困る」
「暴動も普通の中国人からみると共産党員の人達が
 騒いでいるなぁと思うだけ」

などなど、実は、ビジネスをしている人々は、靖国問題など

「どこ吹く風?」

状態なのだ。ここで気付かないだろうか?普通の中国人は
何も感じていなくて、中国役人の共産党員と、両親を
中国役人に持つ共産党員の子供だけが問題にしている
という構図をだ・・。

さらに、靖国問題を運動している中国人や韓国人のうち、
靖国にはA級戦犯の遺骨も遺影も無い、ただ日本人が
信じている「心の中に存在する<魂>のより所」であるだけ
の施設である事を、何人が知っているのだろうか?

日本で言う「魂」を信じない中国人、韓国人が、それを
理解して反対しているとは到底思えないのである。
仮に、それを知って靖国問題を運動している中国人や
韓国人がいたとしたならば、本来は

「靖国には霊などいない!」

と反対すれば良い訳で

「A級戦犯を分祀しろ!」

と言うならば、それは

「靖国にきちんと霊がいる!」

と信じている実は

「熱心な靖国信者」

であるという事になる。だから、どこをどうみても、完全に
靖国は中国&韓国の政治カードでしかないのだ。
日本軍が強制連行をした資料がひとつもないのに、
従軍慰安婦問題として元慰安婦の証言の裏付けもとらずに、
「そこまで言っているなら本当だろう・・」と謝罪をして、
河野外相は先祖を「極悪人」に仕立て上げた。
中国&韓国の外交政策のために、我々の今の価値観で、
ここで再び同じように先祖を「極悪人」にしてはいけないのだ。