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木村建設が破産

全く自分たちはどんなに苦しくても公的資金で生かしてもらえる
からって、今回の熊本ファミリー銀行は汚いな・・。

木村建設の取引銀行の熊本ファミリー銀行が「債権保全のため」
として、木村建設の当座預金と同銀行への債務を相殺したらしい。
下請けの為にも経営を立て直したくたって、運転資金を含む当座預金を
奪ったら不渡りになるのは当たり前だ。
余裕があるウハウハな会社ならともかく、今を必死にやっている会社で
当座預金を奪われて不渡りにならない会社なんてあるのか?
それに、自力再建が無理になった訳でもない、今の所、健全な会社から、
銀行だけが「債権保全」ができて、下請け業者は泣き寝入りしなくちゃ
ならないとしたら、これは銀行による無差別テロみたいなもので、
例え法に触れていなくても「犯罪」にすべきだ。
こうした法律に詳しくないので、何とも言えないが、常識的に考えて
いったん、当座にあった金額は元に戻すべきで、平等に分けられず銀行だけ
が「債権保全」の名の下にガメる事ができるのだったら法律はおかしい。
熊本ファミリー銀行は「相殺の事実はない」(経営管理部)としているが、
11/21という素晴らしいタイミングで当座預金を封鎖しておいて、だれが
そんな言い訳を信じるんだ?
でも、いつも思うのだが、建築業界ってなんで「手形」なんだろう?
いや、子供じゃないから一番の大本の会社がそうしたからだとか、どこか
大本の無能な会社がお金を待ってくれという一部の「無能さ」のために、
結局、連鎖してみんな「手形」になってしまっているのはそりゃぁわかる。
でも、普通に考えて、どう言い訳しようが、私ら消費者は、工事が終わった
段階で「全額」入金を行う。その一番大本の会社は、そうして工賃だけでなく、
利益まで含めて消費者からはお金を受け取っておいて、それを「他にまわした」
から今のお金がないという事だ。消費者で言うと、カードで買い物をして
その入金を1ヶ月先にのばして、1ヶ月に必死にお金の都合をつけている様と
何ら変わりはない。これは歴とした「自転車操業」である。
最初からそれを一気に下請けに払っていれば「手形」など必要はない。
と言うものの、結局は仕切っている奴が、都合良く木っ端の奴を取り扱う
道具である事は確かで、いつも末端の人間達がバカをみるのである。
末端の業者から「手形」を使い始めた訳じゃないのに・・・。