髪の毛は何からできているのでしょうか?またどんな構造なのでしょうか?

髪の成分は約90%がケラチン蛋白で、約20種類のアミノ酸がつながってこの蛋白質を形成しています。髪の毛の栄養としては原料となるアミノ酸、助酵素として働くビタミン、ミネラルが必要です。では髪の構造はどうなっているのでしょうか?わかりやすく書きますと、髪の毛はかんぴょう(鉄火でもいいですが(笑))巻きのようになっています。かんぴょうに位置する毛髄質(メデュラ)、しゃりの部分に位置する毛皮質(コルテックス)、のりの部分に位置する毛表皮(キューティクル)から構成されています。毛表皮(キューティクル)がダメージを受けますと、のりが剥がれ落ちた状態と考えれば、しゃりの部分がむき出しになります。当然、中のしゃりの部分の毛皮質(コルテックス)がバラバラになったり切れたりする訳です。そういった考え方をしますと、毛表皮(キューティクル)の役割の大きさがわかると思います。また、脱色した髪の毛というのは、のりがぐちゃぐちゃになり、しゃりの部分が半分位しか残っていないスカスカの状態と考えるとわかりやすいと思います。よって水分保持もできずにバサバサに乾燥したりするわけです。
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