| 「組織をまとめるということ」 |
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| ひょんなことから、父母会の重要なポストを引き受けることになった。学生時代に苦い経験がある。学園祭のパンフレット作りの責任者をやったのだが、ほとんど知らない同級生や下級生まで含めて、協力してひとつのものを作り上げる。忍耐の足りなかったことは認めるが、みんながみんなそれなりに考え、「何とか作り上げよう」という気持ちになっていたはずなのに、「結局は自分ですべてをやらなきゃダメだ」と勘違いし、もちろんそういう結果になったので、自分の独りよがりは余計に強化されたように思う。 自尊心の強い高校二年生には、他人に的確に指示を出し、自分は余計な動きをしないことは難しかったように思うが、その実な〜んにもしていない委員長のほうが、ある意味周りをうまく使っていて(もしくは使われていて)、自分はそんなに動いてはいないけれど、組織としてはそれなりに動いていた。「あんなにお気楽で」と、うらやましく思っていたが、一方で「俺はあんなに人がいなくともやったぜ」ということに酔っていたフシがある。(改行および一文字空け) もちろん、自分がそれなりに御膳立てをして、そのとおりに動いて、成果が現れるほうが、自分もラクでかつ効率的であることは間違いがない。 「自分にもそんなカリスマチックな魅力があるんじゃないか、ちょっと動けばみんながフォローしてくれ、物事がスムーズに動き出すんではないか・・・・」って、そんなウマイこといくわけがない。それをするためには気に入らないヤツにも頭を下げたりする必要があって、「そんなことはごめんだ!」という気持ちのほうが強かったわけである。そんなわけで、今回はそんなことのないように・・・と思っていた。 *************************************** 問題は自分自身にあった。目の前にある問題に対して自分が一番経験不足だったのだ。まあ、当たり前といえば当たり前で、周りにすでに何年も同じ問題に携わっているベテランと比較したら、知らなくて当たり前。周りもわかってフォローはしてくれるものの、結局、最後は自分で進めなくてならない。資料作りもやらなければいけないし、まるで、 「私は何も知りませんから、教えてくださいよ」と書いた資料をみんなに渡して、それについてみんなの意見を聞いて、その結果をまた自分がまとめて、 「これでいいですか?」って確認しているようである。さぞかし、ベテランからすれば進行の遅さや、論点のズレが目についたことだろうと思う。 時間が1年あるならば、いろいろなことがスピーディーかつ効率的にできることと思う。実際は昨年8月頃には、「自分がやることになる」とはわかっていたが、誰が問題に直面する数カ月前から計画的に準備を進めて、不慮の事態にも対応できるというのだ。いろいろなことの「間」が悪かったということも事実である。しかし1年前、こんなことになろうとは思ってもいなかったので、打合せだって「ふん、ふん」と適当にきいていたのである。そう考えると、フォローしてくれた諸先輩方はとても熱心に、未熟な資料を読み、意見してくれたのだなと思う次第である。 しかし、まだ終わってはいない。あと一カ月、なんとかやり遂げて、自分とそして迷惑をかけた家族に休暇をあげたいと思う。また、自分が苦労したことが少しでも軽減できるように、たくさんの資料を作成して、次の担当者に引き継ぎたいと思う。もちろん、これはこっちの勝手な思惑であり、この「役」を望んでいるモノがいるかどうかは甚だ疑問である。特に近しく、その仕事について理解している者ならば、余計であろう。スムーズな引き継ぎ、次年度における作業の効率化、組織の作り方等のためには、本来ならばそういった「理解している者」が適任者であることは自明である。しかし、この「役」の作業を分散化できない限り、常に後継者選びには難渋するにちがいない。実際自分も決められないでいる。前任者の苦悩と、責任を感じる。さて、どうしようか・・・。 |
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作:shun | |
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