| Ｑ）紫外線は髪に悪いのですか？【後編】 |
| Ａ）前回、キューティクルの問題を話しましたが、今回はもうひとつの問題をお話したいと思います。【紫外線】は髪のケラチンを破壊し、キューティクルを浮き上がらせてしまいます。また、皮膚はメラニン色素を出して防御を始めますが、髪はその防御を始めません。そもそも髪のメラニン色素は毛球部の細胞のメラノサイトで作り出し、毛皮質中に送り込んでいますが、【紫外線】を受け続けると毛髪中のメラニン色素は破壊されて、どんどんと褐色になってしまいます。しかし、ありがたい事に、そのお陰で黒髪ですとメラニン色素が【紫外線】を遮るため、毛髪の量にもよりますが、頭皮は日焼けを免れます。逆に、黒髪を茶髪や金髪にしている、欧米人のように褐色髪や茶髪、金髪の場合はメラニン色素が黒髪より少なく、さらには年配者の白髪の場合には、髪にはメラニン色素がなく髪自体が透明なため、光が透過して頭皮は少し日焼けを起こしてしまいます・・。一度痛んだ髪は切るしか元通りにはなりません。どうぞ大切に！ |
