| Ｑ）紫外線は髪に悪いのですか？【前編】 |
| Ａ）夏を中心に【紫外線】というとついつい肌の事だけを考えがちですが、髪にも大きなダメージを与えます。夏の山登りなどは帽子をかぶって、長袖を着て・・と皮膚や髪を守るのですが、海水浴となると、人間はとたんに何もしなくなり、なぜか皮膚に日焼け止めを塗ってお終いになります・・（笑）それでは【紫外線】は髪にどんな影響を与えるのでしょうか？まず、強い【紫外線】は、髪のケラチンを破壊する事はそこそこ有名ですが、キューティクルを浮き上がらせてしまう事は意外に知られていません。キューティクルが浮き上がると、互いにこすれ合う度に、キューティクルが剥がれる可能性が高くなります。キューティクルは何層にもなっているので、即座にどうにかなってしまう訳ではありませんが、長い時間【紫外線】に当たり、そのような状態が維持された場合には話が変わってきます。キューティクルが多数剥がれてくると、髪のうるおいを保つタンパク質や脂質が安易に溶出しやすくなります。それが続くと、髪は変色したり乾燥してパサつくようになり、髪自体の強度が低下したり、水分保持力が低下するようになってしまいます。
【後編】に続く・・。 |
