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Q)プロペシアは夢の発毛薬なのでしょうか?<Part3> |
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A)前回は「プロペシア錠(フィナステリド)」が効果的な「5α-リダクターゼ」は「2型5α-リダクターゼ」だという説明をしました。じゃあ「1型5α-リダクターゼ」に対してはどうなのよ?という事ですが、ハッキリと「効果がありません」のでそちらが原因の場合に 脱毛を防ぐ事はできません。目的によって投与量を検討する必要があるという個人で密かに扱うには危険な薬剤という事です。逆に長期や大量に服用すると、副作用のひとつとして、男性ホルモンの「テストステロン」の量が増え、「1型5α-リダクターゼ」のバランスに変化が起こり皮脂腺の働きを活発にし、皮脂の分泌が増える事があります。さらに新聞等でも書かれています通り、男性機能の低下(精力減退)が約2%現れたと発表されています。また、やめた時には元に戻るため急激な脱毛に襲われるという事や、その後に前立腺肥大や前立腺癌になった時のPSA(前立腺特異抗原)への影響もまだハッキリとしていません。こうして思いついただけでも色々な問題が挙げられます。次回はもうひとつの恐ろしい副作用をお伝えします。 |
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