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Q)プロペシアは夢の発毛薬なのでしょうか?<Part2> |
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A)前回「プロペシア錠(フィナステリド)」は「5α-リダクターゼ」の阻害剤と書きましたが、正確には「2型5α-リダクターゼ」の阻害剤です。ここで1型と2型の違いですが、
<1型>
「ジヒドロテストステロン(DHT)」の3〜4割を生成し、陰毛、腋毛、ひげ、頭髪など、発毛部分にまんべんなく存在する。 頭皮の毛根では皮脂腺に存在する。皮脂の分泌過剰を引き起こすことによりニキビが多い。脂性。髪の毛がベタつく。どちらかというと10代、20代で薄毛が始まる若い人に多い。
<2型>
「ジヒドロテストステロン(DHT)」の6〜7割を生成し、ひげと前頭部に集中して存在する。M型の人はこちらである事が多い。頭皮の毛根では主に毛髪を生み出す毛乳頭に存在する。何年もかかって徐々に脱毛していくタイプで、遺伝的要素が強い。前立腺にも多く存在する。皮脂の分泌も特に多くなく、10代、20代で薄毛が始まる若い人以外のタイプ、年輩者に多い、という事になります。次回は「プロペシア錠(フィナステリド)」の副作用についてお伝えします。 |
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