A)上記の【図1】をご覧頂きたい・・いわゆる【毛根】と呼ばれる部分の図である。【毛根】は、Aが【毛 (毛幹)】Bが【表皮】Cが【皮脂腺】で、文中に出て来た【毛穴では中ほどのやや膨らんだ部分】というのがDの【バルジ領域(バルジとは「bulge=丸く突出した部分」という意味)】、Eが毛根を包む【毛包】で、Fが【毛母】である。
聖マリアンナ大学の大島博士と、フランス高等教育院のバランドン博士達が、Dの【バルジ領域】と呼ばれる場所に存在する細胞が、新しい毛根を完全に再生できるだけでなく、表皮、汗腺、皮脂腺のすべての皮膚関連臓器を再生する能力を持つ事を証明しており、現在の毛髪の理論では、Dの【バルジ領域】が毛髪に関してのカギを握っている事はわかっていた・・。次回は中間の円の部分を大きくした頭皮&毛髪の断面図を用いて、17型コラーゲンを説明してゆきたい。 |